村の名前 (文春文庫) [Kindle]

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  • ◯村の名前はおとぎ話を現代的に表現しているかのよう。
    ◯場面の描写などが頭で追いつかないよう、一般的ではない連想的な論理で展開するため、おとぎ話と感じさせるが、非常に難解。
    ◯ただし、それだけに桃源郷とのマッチングが活きてきていると感心した。
    ◯犬かけても同様に、心理と現実がないまぜのように展開している。これは筆者の得意な表現なのかとも考えた。
    ◯そういった意味では、両作品は新しい表現方法の模索として、面白い作品だと感じた。

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著者プロフィール

辻原登
一九四五年(昭和二〇)和歌山県生まれ。九〇年『村の名前』で第一〇三回芥川賞受賞。九九年『翔べ麒麟』で第五〇回読売文学賞、二〇〇〇年『遊動亭円木』で第三六回谷崎潤一郎賞、〇五年『枯葉の中の青い炎』で第三一回川端康成文学賞、〇六年『花はさくら木』で第三三回大佛次郎賞を受賞。その他の作品に『円朝芝居噺 夫婦幽霊』『闇の奥』『冬の旅』『籠の鸚鵡』『不意撃ち』などがある。

「2023年 『卍どもえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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