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感想・レビュー・書評
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イタリア語の通訳・翻訳家の田丸公美子さんのエッセイ。田丸さんは、米原万里さんのエッセイでも紹介されていて、私は米原さんのエッセイを読んで、田丸さんのエッセイを読みたくなった。「イタリア的恋愛のススメ」という副題にある通り、イタリア人が恋愛に情熱を燃やすさまを下ネタを交えて紹介する話の多いエッセイ集、なかなか愉快。
エッセイで田丸さんはご自身の大学時代のことにも触れられている。田丸さんは、東京外国語大学のイタリア語学科のご出身。内田洋子さんも同じ大学の同じ学科。更に、須賀敦子さんもイタリアに在住されていた経験をお持ちだったし、塩野七生さんもたしかイタリアに住んでおられたはず。いずれも、私は好きな作家だ。有名な女性文筆家がこれだけ多く住んでいた国は、イタリア以外にないのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに 楽しい?! 本でした。
イタリアはむか~~し 2週間程 滞在したけど、
お声がかからず、寂しい思い出?!しかありませんが、
この本では 多くの元気な男性達のお話が描かれていました。
女性が書いてるので そんなにいやらしい感じが無く
イタリア人も性にオープンだからでしょうか?
さらっと 読めました。
息抜きに おすすめです~~ -
島時勝彦氏エッセイから
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まさに「シモネッタ」・・・。mancareとかottantacinqueとか、やはり、誰でも考えることなのか・・・。
それにしても、やはり、この人は盟友・米原万里を失ってから、精神的にすごく落ち込んでしまったのではないか。前に読んだ「シモネッタのアマルコルド」はなんとなく暗い感じが漂っていた。「デカメロン」のように、昔の本の方が明るくてよい。(あとがきには、米原万里が亡くなる前後のことが書かれていたりもするのだが・・・)