鍵のない夢を見る [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 直木賞受賞作品ということで読んでみました...が、あまり心の琴線に触れるようなものではなかった。

  • 犯罪をテーマにした中編集…ではあるのだが、辻村深月は辻村深月と言うか何というか、依然として主要なテーマが結婚・妊娠であることに変わりはない。それぞれの作品にそれぞれ異なった妙味があって楽しめるが、「島はぼくらと」で一化けした後を見ているだけに、正直今一つ。

    気に入ったのは、「この小説を書いたのは一体誰なんだ?」と思わず頭を抱え込む構成に妙味がある『芹葉大学の夢と殺人』と、クレジットカードの伏線が楽しい『美弥谷団地の逃亡者』。結婚を焦る女性の気持がよく表われた『石蕗南地区の放火』も好き。

  • 田舎というほどではない、郊外(サバービア)に住む女性たちの物語。
    年齢も状況も別々の物語だが、纏う空気感は似ている。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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