ホルモー六景 「鴨川ホルモー」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読んでいるうちに鴨川ホルモーを思い出せる。登場人物のスピンオフエピソードといっていいのかな。うまいぐあいに仕込みがしてあって感嘆する。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品。
    ホルモー登場人物の皆様の違うお顔だったり、違う方にスポットが当たったり。
    相変わらずのマキメワールドは全開で、短編な分、気軽に読み進められました。
    ホルモーが明らかになるのかと思いきや・・・・そうはいかんよな。
    いや、やっぱりホルモーはホルモーのままでないと。

    たまみの恋が、ふしぎ遊戯ちっくでよかった。
    時代を超えて、魂でする恋の話は結構好きです。
    「僕の右手を知りませんか?」には笑ってしまった。

    もう一度鴨川ホルモーを読みたくなりました。
    そしてまたこの本を読みたくなる、ループ笑

    そして、このナイスセンスな2冊の本を勧めてくれた友人が、
    遠くへ引っ越します。
    本と音楽と酒の趣味が合う稀有な友人でした。感謝、合掌。

  • 「鴨川ホルモー」の裏側の話が6編。「鴨川ホルモー」を読んでいなくてもそれなりに楽しめるが、やはり読んでからの方が圧倒的に面白い。「鴨川ホルモー」ではさりげなくか書かれていることも、実はこんなことになっていたのか!と楽しませてくれる。
    唯一以前に読んでいた「ローマ風の休日」と、有名な小説家が登場する「もっちゃん」が特に面白かった。

  • あぁ、面白い。どこまでも付いて行きます、万城目ワールド。『もっちゃん』にやられ、『丸の内サミット』に続きを期待し、『ローマ風の休日』の梵ちゃんに憧れ、『長持の恋』にハッとする。
    あぁ、また続きを、ぜひ続きを、よろしくお願いします、ほんと。

    book off ¥350

  • 五百代目を中心としたその前後のお話。
    どれも面白かったけど、特にはローマ風休日、同志社大黄竜陣が面白かった。
    ローマ風休日は本編と、同志社~は鴨川(小)ホルモー、もっちゃん、と少し繋がっていて、長持の恋は鴨川ホルモーの本編とちょっと繋がっているので、両方読むと物凄い満足感がある。
    黄竜陣はその後がちょっと読みたかった。

  • 鴨川ホルモーの続編。
    恋にまつわるホルモー戦士たちのその後についての短編六話収録。
    「長持の恋」は秀逸です。
    読む限り、ホルモー世界はまだまだ続編の可能性があるのだろうな、
    とワクワクしてきます。
    収録話はそれぞれちょっとずつリンクしています。
    ホルモー世界にハマッた方は読んで楽しさが持続。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品。本編に引き続き笑ありちょっと切ない気持ちにさせられたりと、多いに楽しませてもらいました。本編の「鴨川ホルモー」を読んでからこちらを読まれることをお勧めします(^^)

  • 『鴨川ホルモー』のサイド・ストーリー。残念ながら『鴨川ホルモー』の 1/10 も面白くはないのだが、楠木ふみの可愛さに免じて星4つ。

    ものを書くときには、「溢れる想いの、その溢れる分を書く」という言葉がある。『鴨川ホルモー』はまさにその溢れた分であり、作者がその背景に如何に壮大な物語世界を構築していたか、その溢れなかった部分を作者がどれだけ大切にしていたかを、うかがい知ることができる短編集が『ホルモー六景』だ。残念ながら、『ホルモー六景』を読み終わった後、真っ先にしたことは、『鴨川ホルモー』の後半部分を読み返すことだったが…。

  • 毎回のことながら読みつつ作者の頭の中に興味津々な気持ちが湧いていた。よく考えつくなぁ。オニのこともホルモーのことも。発想に感嘆。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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