初恋ソムリエ 「ハルチカ」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
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感想・レビュー・書評

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  • どこがで誰かがレビューで、八犬伝のような仲間集めの物語を目指しているとインタビューで答えていた、というようなことを書いており、なるほどなあ、と思ったのですが、確かにどんどん仲間が増えていきます。
    前巻と同じようにやはり『知ってないとわからない』系謎解きが多いですが、まあ、それは『日常の謎』の宿命でもあるので仕方ないともいえるでしょう。
    そしてその『仲間集め』ですが、集まってくるキャラクターたちがみんな魅力的に描かれているのがとても良いと思います。ただこのペースで人が増えると、最初の方に仲間になったキャラとかの影がどんどん薄くなりそうでそこが気になりますがw
    そして今回は前回に比べてかなり吹奏楽部である、ということが強調されていた気がします。練習風景や、曲についての薀蓄など、非常に興味深く読みました。部活動の風景もリアルで、いいなあ、青春だなあ。
    そして謎解きの裏にあるヘビーな真相も相変わらず。そこをライトな文体で絶妙にバランスを取っていると思います。
    良いシリーズ。

    予告でわかってたけど、実写は完全オリジナルストーリーなのね。
    http://natalie.mu/music/news/203369
    だとしたらこの原作を使う意味とは?単なる客寄せ?

  • 相変わらずチカちゃんを中心とした吹奏楽部の面々(特にハルタ)とのやりとりが面白い。ついつい吹き出してしまいそうになる。そのコミカルな部分と対照的に意外にシリアスな話の内容との間でうまくバランスが取れてるのかな。

    …そして今回も仲間を獲得しましたとさ。

  • 目指せ普門館! のはずなのに、謎に関わっていくことになるハルタとチカちゃん
    謎とき、がんばって
    そしてブラバンの練習もがんばれ~

著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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