kryさんの感想
2018年10月28日
Kinoppy
くわっちさんの感想
2014年2月25日
ハーヴァード大学教授で宗教図像解釈学専門家のロバート・ラングドンは、粒子加速器を保有し、科学の粋を集めた世界的研究施設のセルンのマクシミリアン・コーラー所長からジュネーヴに呼び出された。反キリスト教的でフリーメーソンの母体ともいうべき伝説の組織イルミナティが、反物質研究者のレオナルド・ヴェトラを殺し、反物質を盗み出したという。 一滴の液体がヴァチカン市国を吹き飛ばすと言い張るショートパンツのヴィットリアと、この国が反宗教的なカルト集団とやらの標的にされていると言い張るアメリカ人の大学教授ラングドンが、神聖なコンクラーベが行われているヴァチカンを舞台に縦横無尽に走り回る。 愛蔵版にはヴァチカンの礼拝堂や彫刻の写真が納められていて、ちょっとした観光気分を味わえる。電子書籍版はかなり安くなっていることもあり、非常にオススメである。
1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。 「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」