バッテリーV (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「秀吾、おまえさん、おれが思うてたほどアホやないんやな」
    それに、おれは、自分で思ってたほど賢くないらしい。笑える。笑えてしまう。

    瑞垣さんは、おまえから逃げるなと言った。そんなことしたら、死ぬほど後悔するぞと言ってくれたんだ。だからな、言うぞ、言いたいことみんな言うからな。おまえの言うことも聞く、真剣に聞く。はぐらかすな。黙りこむな。おれは、耳も口も手も身体も、持っているもの全部使って、おまえを捉えるつもりだからな。逃げんなよ。

    「そんなにむちゃくちゃに怒鳴られたわけじゃないのに、なんで、伊達さんが怖かったのかって考えて、なんか、言われたことに、すごく納得しちゃったからかなとか思った。なるほど、こりゃあ怒られてもしあkたないやって、納得するような怒られ方、すげえ久しぶりで、ビビった」

  • 投げることしか興味を示さない、あの巧の口から野球「以外」の話をしようぜって言葉が出るなんて。少しずつ変化し、成長してるんだなぁと感じた。

  • 【知ったが幸せか、知らぬが幸せか。】
    それぞれの立ち位置。それぞれの視点。

  • 序盤は巧君が「群れていたくない。誰に支えられなくとも、自分の足だけで立っていたかった。」とかほざいたから、またかよっ!った思ったけど、終盤になるにつれ分かり合うことの大切さを少しずつ感じた模様、成長したな!

    しかし、「自分の将来は自分で決める。自分以外に決定権は無いはずだ。決めれば報告する。」とか中学生に言われると、なんかイラっと来るのは、俺もおじさんになってしまった証拠か…俺も昔はそう考えていたはずなのに…

    加えて、洋三じいさんの名言は相変わらず堪らん。「もう少し他人と話をしてみろ。おまえが思うとる以上に、おもろいやつは、ぎょうさんおるぞ。」うーむ、児童文学とは思えん…

  • ※当時私が読んだのは、Kindle版ではありません(^^;

     ストーリーはひと休みという感じで、正直、拍子抜けです。巧の変化を丁寧に追っているのだとは思いますが、前作までが面白かった分、私には物足りなく感じました。

     特に、吉貞と瑞垣の台詞も無駄が多くて読んでいて少し疲れました。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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