月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]
- 講談社 (2003年3月15日発売)
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感想 : 5件
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感想・レビュー・書評
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Vシリーズ3作目。少しこのシリーズに慣れてきたせいか真相は分からずともこの辺が怪しいというのは分かるようになってきた。最後の怒涛のネタばらしには納得したものの、これはミステリーではない何か別のものだなと思った。
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Vシリーズの特徴として挙げられる通り,確かにシンプルでスリリングでスパイシーだった.
特にそれぞれの単語を,小説中でどのように解釈している展開しているのかが段々分かってきて良かった. -
かなり久々に森博嗣作品読了。
文中にあるように私自身今回の密室殺人のミステリに何らかのトリックを見いだし、トリックだと勝手に決めつけ、意志や意図があると考えていた。
ミステリ小説を読んでいるからという勝手な固定観念を持っていた読者の一人だった。
人は意図や意志がない物にはそれらを見いだそうとし、しかしそれらがないものには意図や理由が隠されている場合もある。
解決編で提示されたものの中で、本当は意図があったものはなかったのか。考えれば考えるほど奥が深くなる。また何かを探すためにもう一度読みたくなる。
それが、森博嗣の作品だと改めて感じた。
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