赤緑黒白 Red Green Black and White Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • Vシリーズラスト。エネルギィを費やしてS&Mから続けて全部読んだ甲斐があったと思うほど面白かった!といってもこれも気になる終わり方。もう四季シリーズも読むしかないやん?ってなる。

  • 前シリーズの誰それとVシリーズの誰それの関係が明らかになって、著作間の時間軸が行ったり来たりして、読めば読むほど気づきポイント、モリヒロポイントが増えてくる。
    もうまんまとモリヒロさんの罠にはまってしまって、ああうれしい

    シリーズ同士がガチっと合体し、一段階別のステップへ上昇する
    スランプ後の飛躍みたいな感じかなぁ
    どこかの解説であったように、二度目はまた別の世界に見える。
    きっと人生もそうだね。

    人生みな初見✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。


  • タイトルの色で各々死体が塗装された殺人事件。Vシリーズ完結編にしてエピローグでは新たな展開が始動する。事件は、サイコパス的な話。計画設計実行が思い通りいくことが喜びでありそれが殺人であったと。色が殺される人の名前に入っている。かつての殺人犯である秋野秀和が登場し今回の室生真弓と中学時代に文通していたらしい。帆山美麗は1文字ずらしのアナグラム。シリーズ内外も含めた人物関係が面白い。関根朔太の話、佐織宗尊の登場、真賀田四季キシオの登場、林と犀川の関係、保呂草と各務の関係など徐々にシリーズを超えた人間関係と年表が明らかになっていく。

  •  保呂草さんの潮時。

     最初に読んだ時は、登場人物の今後が、物凄く気になりました。

  • 「黒猫の三角」でそういえば言っていた,「名前は林」...確かにファーストネームが名前で,ファミリーネームは苗字と言う.最初から紅子は正確な表現を使い続けていたんだな,と,9作越しの伏線が回収されたことに驚いた.というか,伏線だったことを今更のように思い出した.

    これでVシリーズも読了した.
    まだまだ回収されていない物語もあるけど,それはまた別の物語ということなのだろう.Vシリーズは,保呂草と紅子の物語だと思うから,それ以外はそれ以外ということなのかな.

  • Vシリーズ第10段。 実にオーソドックスなVシリーズで終わったという印象。上げに上げて、最後は日常的に。だからこそいい、次がなかったとしても。 S&M、Vと読んできて、ミステリィ素人ながらもいろんな知識を得て、少しはいろんな可能性を考えるようになった。そんな要素が少しでも絡んでくると嬉しくなる。 Vは実に多い登場人物で、なかなか大変だったけど、最後になってみれば全員必要だなぁ。面白かった。 Vシリーズ最大の謎は、本作のタイトルの読み方に間違いない。 「ごめんなさい、怒らせてみたの。元気が出た?」

  • Vシリーズ第10弾。最終巻

    ミステリ要素はあったものの、事件よりそれに“関わってたもの”の方が重要で、他にも宗教組織が登場したりで、まだまだ謎は深まるばかり。

    まぁ保呂草氏逃亡、ということで…
    ここで一旦、紅子さんたちとはお別れなんですが、なにやら一部の人たちは、別作品で再登場している模様。それでも4人が揃うことはもうないのが寂しいですね。

    Vシリーズは保呂草さんが書いたことに
    なってるから、一体どこまでが本当かはわかりませんね。(名前や情報含め)

    あと最後にあの人物が登場したのにはちょっと驚きました。ところで立松さんは大丈夫だったのかな?

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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