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感想・レビュー・書評
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90年代マガジンの傑作。
『金田一』のミステリに
マガジンお家芸のヤンキーノリを混ぜ込み、
誌面にあった読者の獲得に邁進したヒット作です。
『金田一』が得意とする小難しいトリックよりも
超能力・心理分析を駆使した犯行予測や犯人探しと
逮捕時の説得・アクションに重点を置いており、
家庭環境や性的なトラウマを殺意に転化させた動機づけは
グロテスクながらもとても重く感じました。
精神疾患類への受容度合いが上がった21世紀にこそ
共感できる人が増えていると考えます。
閑話の短編を利用した次のエピソードへのつなぎや
次作への仕込みもとてもキレイでした。
素晴らしい作品ですが、
たまにある過度に下品な下ネタが好みにあわず
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