課長 島耕作(17) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 勝手なイメージよりかはずっと女の人抱かないけど、
    いや抱くんだけど。

    それでも下半身で仕事する時あるな。

  • 総じて面白い良いビジネス漫画でした。
    左遷され、戻り。ただ沢山人がいる中で島さんがこれだけ注目されたのは
    ただただモテたからに違いない。

  • ついにハツシバ木野会長と大泉社長の当初の思惑通りに中沢部長を35人抜きで社長へ大抜擢することとなる。これだけの大企業のトップの人事ともなるとここまで根回しして秘密裡に事を運ばないといけない。永田町めいてくる、まるで大名のお家騒動。定例の記者発表の場に自分が居ないとまずいと読んで大阪行きをキャンセルし近くで待機してた中沢部長のファインプレー。お見事。さすがトップに立つような優秀な人はものすごキレる。ものすごくキレるが怜悧な印象は与えず柔和な佇まいをしている。それがまたすごい。人物の大きさを感じさせる。まさに能ある鷹は爪を隠す。しかし大企業の(それも経団連に加盟しているような超がつく会社の)社長になるということは、ずば抜けた実力だけでなくプラス強運や時代の要請にタイミングよく出合い頭にぶつかる場所に居合わせないとなれないものだ。天命を尽くして人事を待ってもなれるとは限らない。しかもなかば公人のような務めもある。自分の好む好まざるに関わらずセレブレティとしての振る舞いを要求されその役割を演じなければならない。その点自由人の中沢部長は少し窮屈そうだ。高級スーツに身を包み社交の場にも顔を出し教養も身につけなければならない。それをしなければ"変人"扱いされてしまう。この世界で"変人"扱いされることは死を意味する。ともあれ今後のハツシバにとっては中沢新社長を擁立できたことはよかったと思う。大英断と言われるかどうかは今後の中沢新社長に関わってくる。がしかしここから日本経済は本格的に"失われた20年"の長期低迷期に入っていく。そんな中を社長の右腕として部長に昇進した島耕作とともに難しい舵取りをしていかなければならない。モデルとなったTOSHIBAは残念ながら沈んでしまった。「部長」島耕作シリーズも楽しみだ。最後のアシスタントの名前のところに山本英夫の名前がなんか見たことあるなと調べたら殺し屋イチの人だった。すごい。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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