ベイビーステップ（４） (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

著者 : 勝木光

• 講談社 (2008年8月12日発売)

感想・レビュー・書評

[ユージさんの感想 · 2017年7月23日]

宮川との駆け引きに勝ったエーちゃん。怪しいアメリカ人から良いイメージを持つことの重要性も学び、変わり者の第3シード岩佐も破り快進撃。まだ強くなっている実感はないよう。次は野獣のような第2シードの男。勝ってタクマと戦うのか？

[ミツさんの感想 · 2017年6月3日]

遂に宮川くんとの試合は
タイブレイクに突入！
エーちゃんは
初めて見つけた
「勝てる」可能性！！

二人が意識したのは
「今までどおり」戦い続けること。

そして、5-5。
エーちゃんのサーブ。
「今までどおり」
前に出続けると見せかけて……
ステイバック。
ストローク勝負。
6-5。

ここから宮川くんのサーブ。
ワイドに賭けて、先に動いたが
センターのサーブで
6-6。

しかし、宮川くんが
このエーちゃんの動きに動揺して
ダブルフォールト。

またエーちゃんのマッチポイント。
リスクを負って攻めること、を続ける。
前に出るが、宮川くんも
リスクを負うことに気づき
強引なフラット＆ネット。
エーちゃんがかろうじて返すが
宮川くんのドライブボレー。
それをかろうじて当てた
エーちゃんのショットは
ロブになって
宮川くんのエンドライン付近に落ちる。
エーちゃんが勝利をつかんだ瞬間だった。

勝った直後にも関わらず
修正練習のため
STCに戻りたいというエーちゃん。
では、1日で効果が出る練習をしたらどうだと
謎の言葉を吐くコーチ。

STCでは、マイクという
外国人コーチが待っていた。
マイクはフロリダの名門スクールから
臨時できてくれるコーチ。
スポーツ心理学者でもある。

「思い出す力」について語り始めるマイク。
「今までで一番調子のいいとき」を
思い出すことから始める。
思い出して、ショット。
思い出して、ショット。
思い出すのはテニスのポイント間である20秒。

どんなときでも、
20秒でいいときを鮮明に
「思い出す」ことで、
ベストの精神状態を作り出せるようになったら
試合で有利だと、マイクは言う。

心も技術と同じ。
練習で訓練するものなんだ。

そして、神奈川ジュニア
テニスサーキット3日目。
エーちゃんの4回戦。

相手は寺島くん。
6-2。
圧勝で勝った。
ベスト8。

次の対戦相手は
岩佐くん。
「コートにいい絵が
描けたときが
一番うれしい」
という奇人。

岩佐くんのサーブで始まる。
サイドに追い出したのに
その後はロブ、ロブ、ロブ。
エーちゃんがクロスに早いフラットを打つと
岩佐くんはダウンザラインにパッシングで決めた。
この緩急は何だ？？？

岩佐くんは本当に
コートで立体的に
絵を描いているのだった。

この展開はさすがに漫画的。
しかも、絵が完成すると
球を追わない。

気づいたエーちゃんは
とにかく絵が完成するまで
徹底的に返し続けることにする。

試合は長丁場となる。
エーちゃんの5-2。

岩佐くんは
ポイントを取られないように描くことにする。
5-4。
エーちゃんは一番いいときを思い出して
勝負に出る。
そして、突然、岩佐くんの足がつり始める。
最後はエーちゃんがサーブキープで勝つ。

そして、次号へ。

[はるさんの感想 · 2014年12月11日]

新キャラが出てきた。それぞれのスタイルがあって、相性があるからスポーツには番狂わせがつきものだと思う。けれど、なんとなくえーちゃんは苦手なタイプがなさそう。観察してその人に合わせていけそう。今回は大胆な作戦に出るえーちゃんが出てきて、とてもかっこいいなと思いました。リスクをとって決めに行ける人ってたくましくて好きです。