新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」に迫る日本を代表するべき西村京太郎先生の作品。

    実に楽しめた。

  • 一気読み!!
    久しぶりに試行錯誤した物語。
    この本についてはあまり話さない方が良いかと思うので。一言だけ、たしかに双曲だわ。盛り上がりなく面白い!

  • やった、読了!最近読んだ本と酷似した部分もあるけど終盤はまさに西村氏。作家さんが個性的に自分の作品を作り上げることを再確認した。

  • 最後そう来たか…!!
    思わず唸ってしまったミステリ。
    文句なくオススメできる作品。
    鉄道好きとはこの事だとも思えた。
    たくさんの人に読んで欲しいミステリ。

    初西村京太郎。これは名作。
    新装版、そして愛蔵版が出るのも納得の作品。
    読みやすいし面白い。
    多くを語らない本好きです。

    『そして誰もいなくなった』オマージュではあるけども、
    ネタバレ的な意味合いでは特に問題はないと思いましたが、
    読んでたほうが『殺しの双曲線』のストーリーには入りやすいと思います。

    Kindle Unlimited

  • 双曲線の意味が最後にわかる
    殺人に至った理由はイマイチ

  • トリックは面白いと思った。なんかヒゲが怪しいぞと思っていながら最後の方まで見抜けなかった。

    周到に練られた犯行計画。実行される過程で誰がどう動いてどんな結末になるかまで計算し尽くしている犯人。こんなに頭が良いのにどうして自分の犯行の愚かさには気付けないのか?
    ラストで「自分たち」の犯行を後悔しはじめる様子が痛々しい。

  • テンポが良くて読みやすいので2日で読み終わった。
    トリックも面白かった。

  • メイントリックは双生児であること、と初めに明記されている西村京太郎版「そして誰もいなくなった」
    著者作品初読みだったが個人的にはとても読みやすかった。
    なお犯人当ては難しくて失敗した。

    「僕 たち がやりました」

  • 冒頭の「では、推理の旅に出発して下さい。」で、氏から読者を楽しませようとするおまじないがかけられる。

    差出人不明の招待状で集められた男女6人、雪のクローズドサークルで起こる連続殺人事件。1人死ぬたびにメッセージとボーリングのピンが減っていく。「そして誰もいなくなった」状態。
    東京の双子トリックをつかった連続強盗とザッピングしていき、最後には融合する。

    この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。何故、前もってトリックを明らかにしておくかというと、昔から、推理小説にはタブーに似たものがあり、例えば、ノックス(イギリスの作家)の「探偵小説十戒」の十番目に、「双生児を使った替玉トリックは、予め読者に知らせておかなければ、アンフェアである」と書いてあるからです。こうしたタブーは、形骸化したと考える人もいますが、作家としては、あくまで、読者にフェアに挑戦したいので、ここにトリックを明らかにしたわけです。これで、スタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。

  • 【マイケルの一言メモ】
    さすが名作! トリックには最後まで気づかなかった。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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