ソドム百二十日 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 興味本位で読みましたが、ストーリー云々より「これは文学作品…なのか?」と思いながら読み切った記憶があります。終始同じような場面の繰り返しだったような。こういうジャンルもあるんだということを知っていただきたいので、ぜひ一度手に取ってみて欲しいです。翻訳されている澁澤龍彦さんも高名な作家ですね。

  • 4人の悪人が、妻たちと、誘拐してきた美少女と美少年と、8人のちんこと、宴を盛り上げる語り部っぽい役割?の4人の女を連れてお城に引きこもって橋まで落として大宴会を繰り広げる話(と思って読んでいたが、始まる前に終わった)。

    ひどい結婚の説明から始まったので、てっきり女性を相手にすることが多いのだと思って読み始めたのだが、4人が「能動受動の男色行為を好む」ことが何度も繰り返し説明される。
    『栽尾』と言う初めて見る単語が出てきて、なるほど尾を生やす・植えるみたいな感じかなあと思いながらググってみると、この訳者がこの著者の作品を訳したものの中でしか使われてないらしい。
    あらー。原文でも尻尾を生やす感じなのかしら。
    訳と言えば、時々「読みにくいなあ」と感じることが多くて、しかし原文からそうなのかどうかは私にはわからないままだ。
    有名な人だけどこの人の文章初めて読むんだよなあ。

    読み進めるうちに「男色」と言うより「肛門性交」の話だな、と思う。女性相手でもその行為は行われる。
    そして、あんまり不潔にしてると切れたときに化膿しないか?と不安になる。そもそも肛門を使うこと自体、恐ろしい。肛門科に行くの、勇気がひつようだったよ……。

    あんまりにもあんまりなところで終わってしまって拍子抜ける。
    あとがきを読んで「序章の全訳」と知る。最初に書いておいてよ!
    原作も未完みたいですね。
    あと、あとがきの「なぶり者」の人数が計算と合わなくて、42人??
    でももう一回読む気にはなれないな…。つまんないので。

    ところで、橋まで壊しちゃってこの人たちどうやって帰るの?

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著者プロフィール

フランス革命期の貴族、小説家。代表作に『悪徳の栄え』『ソドムの百二十日』など。

「2014年 『閨房哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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