西の善き魔女 文庫 全8巻 完結セット (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーと思ってたけど、終盤はまさかのSF風味なお話だった。
    1冊目、全てはフィリエルが舞踏会に行ったことから始まったんだと思い返すと、あれから大きく世界が広がって、色々なことがあったなあと感慨深い。
    少女趣味な要素もあるようで、なかなか重く仄暗い部分があったり、物語の中でギャップがあったのが特徴的な気がする。

    結局、最終的にめでたしな雰囲気はあるものの、しっかりとした落とし所は描かれておらず、後は読者の想像に委ねるといったところかなあ…
    と言えば聞こえは良いけど、他にもアデイルやユーシスはどうなったか、とかディー博士は結局!?とか亡国の王子として描かれたティガや、過去が分かり婚約者と鬼ごっこするレアンドラがどうなっていくのか気になるけれど一瞬で出番終わった等々……
    せっかく掘り下げてほしいことが広がったのに、どれも出すだけ出して、回収なく中途半端に終わった感は否めない。(どちらかと言うと、もうルーンしか見えていないフィリエルじゃなくて、そっちの話が見たかった)

    と、色々思うことはあったけれど、読み進めていく分には読みやすく、8巻ある中で挫折せずに引き込まれたシリーズであったことは確かなので★3つ!

  • こんなにラノベっぽい作家さんだったっけ?と思ってしまった。10代のときに読んでたら違ったのかな…
    元気な少女が主人公ってのは好みなんだけど。

  • 図書館で借りました。
    面白かったけど、ルーンが時々恋愛方面にやけに手慣れてる風なのがちょっと違和感を感じたかも。笑
    面白かったです!中学生くらいで読みたかったかな~

  • 何度読んでも最高。
    もう少しフィリエルとルーンの後日談があったら、もっと素敵だと思った。

  • 再読。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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