部長 島耕作(4) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 何と初芝電産貿易で大きな結果を残したと思いきや一年足らずで今度は子会社のサンライトレコーズへ出向になった島耕作。次から次へと結果を求められそれ以上の結果を出してたらそらグループの中を異動させられまくるんだろうな。もはや何が本業か分からないスーパーサラリーマンだ。サラリーマンの匠だ。「一度で良いから出してみたい、結果。(森俳句)」思わず詠んでしまった。今度は業績が悪化してきている音楽業界で会社の3分の1の人間をリストラすることを至上命題とされ今までとは違う内政=組織の立て直しを任された。しかし島耕作はその辺も持ち前の勘の良さと攻撃こそ最大の防御と言わんばかりの打って出る姿勢でとんでもない結果を出すことに成功する。演歌界切っての大御所をバラエティで売り出し芸能界に一大センセーショナル、一大ブームを巻き起こすことに成功した。ちょっと前のマツケンサンバや最近では梅沢富美男の活躍を彷彿とさせる。もはや止まるところ知らない島耕作。抵抗勢力とのスケールの違いをまざまざと見せつけた。次の巻でいよいよ敵の姿が見えてきて直接対決に入っていきそうな気配。そしてお久しぶりの中沢相談役。相変わらずチャーミング。「かかか」と笑う。そういや最近娘を見てないが元気なのか?心配ではある。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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