女王国の城 上 (創元推理文庫) [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 遠出しちゃった江神さん、の一冊。

    今作は大学に姿を見せない江神さんを心配したEMCメンバーが、宗教団体「人類協会」の聖地へ江神さん救出に向かうスタート。上巻だけで ものすごく濃さを感じる。

    城と呼ばれる総本部までたどりつく過程はもちろん、どんな情景も味わい尽くせる面白さでぐいぐい読める。そしてやっと城に入国したかと思いきやお決まりの殺人事件。
    そしてお決まりの脱出不能状態。

    なぜ、協会は「二日間」にこだわるのか…数々の謎とワクワクドキドキを携えて下巻へ。

  • 2014/05/25

  • 学生アリス長編第4作。3作目までを読んだのが90年代前半だったので、4作目の発表まで10年以上待った・・・のだけれど、残念ながら個人的評価は4作中4位。要するにビリ。3作目まであった切れ味がなくなっているうえにやたらと長いので、一言で言うと「冗長」な作品。このシリーズに期待するロジックも「ロジックとしてはなんとか成り立つけど、甘いよね」といった出来で、待ったあげくにこれかよ!と悲しくなったのを覚えている(作者の有栖川さん、辛口でごめんなさい。でもアナタの作品のファンであることは間違いないです)。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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