本屋で見て、僕が買ったのは結局Kindle版なんだけどね。
コレはけっこう本音で外資系について書いてるなぁ、と思った。ここまで書くのも結構珍しいんじゃないかな。
外資系ってどんなイメージやろか。
・成果主義
・給料いいけどすぐ切られる
・英語話せないとダメ
・契約主義
・冷たい
ステレオタイプに出すとこんな感じ?これをズバッと切っている。
まあ間違っていないんだよね。確かにそういうところはあるし、日本と違ってすぐに切られたり辞めたり、ってのが当たり前でもあるから、他社も普通にそういう人間を受け入れる。
でね、あと本書に書かれてて一般的にはあんまり知られていない(んじゃないかと思う)ことが、『どれだけ上司に媚を売れるか』ってのがものすごく大事だってことだ。
外資系では、Executiveにどれだけ媚を売れるかで出世が決まる。出世したかったら、露骨なくらいに媚を売りまくって、その人の方を向いて仕事をすることが大事。この辺は日本もかなり一緒だねー。
あとね、自分をアピールしまくらないと覚えてもらえないから、ってのもあるし、アメリカ人とかはもう自分を少しでもよく見せようとアピールを徹底するけど、そこに混じって日本人らしい謙虚さで「いやいや、私なんて大したことないですよ」なんて言ってたら、即アウトです。もうその時点で「コイツに仕事は任せられん」って判断になる。だからドンドン自分を主張するし、自分をアピールするし、自分に自信をもつんだろうなー、と思う。僕もそうなるのかな?
このスタイル、僕個人としては嫌いじゃないけど、多くの日本人には合わないんじゃないかな。外資系に行きたい、とか、転職先は外資も考えている、とかって人は、この本を読んでみることをオススメします。安いし、マンガだからサラッと読めます。
ちゃんと外資のことを書いてるなーと思う。でも外資で働くのって、後書きにある「死ぬほど辛いけど死ぬほど楽しい」って言葉に集約されていると思う。