東福門院和子の涙 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 徳川秀忠の娘で、公武合体のために皇室に嫁いだ和子(まさこ) の物語。少女時代から仕え、皇室輿入れにも付き従った侍女の回想。和子は、実子が後に女性天皇である明正天皇となり、国母となる。華やかな経歴だが、武家の娘が皇室で生きるのがいかに大変なものかが語られる。公武合体と言えば、幕末期のみではなかったと知った。幸福とは言えないだろうが、出来る限りの事をして居場所を持ち、生涯を全うした女性がここにも居た事を知ることができた。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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