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- / ISBN・EAN: 4527427654433
感想・レビュー・書評
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ハンググライダーの事故で首から下の全身が麻痺してしまい、車椅子に乗り介護を受ける生活を続ける富豪と、偶然から彼の介護を担当することになった、貧しくやや下品であるが健康な黒人青年の物語。実話に基づいたものらしい。
介護未経験、自分にまったく同情せず、身体の不自由さを冗談のネタにする、生まれも育ちも現在の境遇も全く共通性のない者同士であるにも関わらず、何故か、芯のところでは気が合い、うまくいく2人。コメディタッチで描かれているが、最後の、海辺のレストランに富豪を1人で置いていくシーンはなかなかジーンときた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パッケージに笑って泣いたとありますが、ミュージカルをみているとき、「あの人どうしちゃったの?笑」って爆笑するシーン、思わずつられ笑いしました!障がい者の話とはいえ、全くシリアスさがなく、笑えるシーンも多くあります。
邦題の「最強のふたり」について、冒頭シーンから、長年付き合っているベストコンビみたいなイメージがあったんですが、(二人で色々成し遂げていく…というイメージ)
原題はフランス語「Intouchables」で「本来は触れるはずのない二人」みたいな意味だそう。納得です。
なんというか…あかん飯っていう感じ笑。絶対合わなそうな食材を組み合わせたら、絶妙なハーモニーが…!!
やっぱり、体に障害があると、体ばかりケアしてしまって、孤独だとか、欲だとかが疎かになったりするものなのだと思う。心理的療法にいい効果をもたらしたという意味で、ドリスは最強の治療薬なのではと思います。
個人的に、窓越しに微笑んで去っていく、ラストのシーンがさらっと爽やかで余韻の残る…
いい香りを嗅いでる気分がして良かったです。 -
映画館で観ました。よかったです。
お涙頂戴ものではないところがいい。
実話だというのが驚きでした。
映画にされるということは、やはりフランスあたりでも珍しいケースなのでしょうね。
心の壁ってそう簡単には外れないんだよね~自分もそうだけれど。
障害があろうとなかろうと、人と付き合うのは難しい。
★一つ減らしたのは、洋物ってことで、感情移入がいまいちだった点ですね。 -
タブーを恐れない。
素直で、正直で、飾らない。
経験し、吸収し、日々成長する。
臆さず人と接し、仲間を大切にし、今を楽しむ。
そんな彼も、愛する母の前では
自分らしくいられることはできなかった。
いい息子になれなかったことを後悔し
せめていい兄でいようとする。
弟たちには自分のようになって欲しくないから。
あるがままの自分では愛されないと思い、
誰もが劣等感を抱えている。
でも同情なんていらない。
辛い過去を生きて来たからって
かわいそうだなんて思われたくもない。
体の動かないフィリップにとっては、
常に世界は恐怖であり、
背中で車椅子を押してくれる人を信頼するしかない。
爆走したって、ちょび髭生やされたって。
信じているから、安心して笑うことができる。
信じているから、逃げずに、デートすることができる。
僕は同情で車椅子を押していなかっただろうか。
信頼して命を預けてもらえるのだろうか。
学ぶことが多い映画だった。
同情しちゃったなぁと気づいたら、
せめてクロワッサン送り続けることにしよう。 -
上流階級の紳士フィリップは、事故で全身不随。
介護役として募集したドリスは、下町のゴロ。
どう見ても毛並みの違うふたりは、妙に気が合う。
フィリップの誕生日に、参加者が「Boogie Wonderland」に乗って踊るシーンは最高。
お洒落で、押し付けがましくない友情が心地よい傑作。 -
障害とか金持ちとか前科とか健常者とか全部とっぱらってお互い人間性で関われるってほんと素晴らしいと思う。
お互いがお互いを必要としてたから友情も気づけたのかな。
フィリップのドリスのジョークを軽快に笑うところ、シリアスな表情にぐっときました。
最後のドリスのサプライズのかっこよさに惚れる!!!
素敵な映画でした。 -
首から下が不随の大富豪フィリップが新しい介護者をつのったところ、失業保険を得るのに必要な不採用証明へのサインを求めて黒人青年ドリスが面接にやってくる。
どういうわけかドリスはフィリップに雇われることになり、介護の経験がまったくないドリスと介護者に気を許さないフィリップは少しずつ打ち解けてゆく。
…という感じの、全体的に笑いどころが豊富で、かつしんみりもできるお話。
大富豪フィリップとスラム街の青年ドリスは生い立ちや境遇からはじまり着るものや食べるものや好きな音楽や教養や知識や…とにかくなにもかもが違いますが、徐々に互いに興味と理解を示していきます。
ドリスは障害者を茶化すブラックジョークをフィリップに話し、フィリップもまたおかしそうに笑ったり、車椅子仕様車を「馬じゃないんだから(荷台に乗るなんて)」と言い、「こっちにかっこいい車があるじゃないか」とフィリップを高級セダンに乗せたりします。
ドリスにとってフィリップは対等な存在でした。相手が目玉が飛びでそうなレベルの大富豪だとか全身麻痺で車椅子だとかそんなことをかけらも意識せず(ときにはあまりにも無遠慮に)友人のように接します。
そんな二人の友情をコミカルに、すばらしい音楽とともに描いた映画。音楽ほんとうによかった…!高評価もうなずけます。 -
『最強のふたり』を観た。
笑ったよ~~~
泣いたよ~~~
感動したよ~~
いや~本当に映画っていいもんですね~
この言葉が普通に出てきます。
評判の良い映画はやはり良い映画です。
当たり前の事を実感しました(笑)
原題が『Intouchables』
英語で言うアンタッチャブルか?
「触れられないもの」
フランス社会でも身障者は
腫れ物に触るようなものなんだね。
それを吹っ飛ばすような作品
フランスだから出来た作品だと思う。
日本ならまず無理だし、
アメリカでも怪しいよな。
そんな作品です。
息子も大笑いした。
観てよかった。 -
二人の笑顔が良かった。タイトルがあんまりあってない。
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ドリスみたいに真っ直ぐに人と接すのは難しいですねー。だから見てて羨ましいしふたりの関係がいとおしくなりました!
映画館でもずっとニコニコしながら見てましたー
パーティーでみんな楽しそうに踊ってるシーンが好きです。その楽しそうなみんなを見て一瞬切ない顔するフィリップにぐっときます…