インカ帝国探検記 ある文化の滅亡の歴史 (中公文庫BIBLIO) [Kindle]
- 中央公論新社 (2010年8月1日発売)
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感想・レビュー・書評
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太陽と黄金の国、インカ。
15世紀に南米を席巻した帝国がスペインのフランシスコピサロらによって、開け放たれ、破壊され。そして滅亡へと向かう。
ピサロは圧倒的な兵数の不利の中、謀略によりインカの王を捉えたのですが、本著で大変面白かったのはその後。
絶対的な王が不在な状況で、勇敢なインカ武将たちは刃向かうでもなく茫然自失となってしまう。彼らは王という主体無しでは動けないのであった。だからこそ苦役にも耐え、家族を生贄にも出せたのであろうか。
ちなみに日本でも有名なマチュピチュはインカによって作られたものです。
いや、歴史って面白いと痛感した一冊でした。
しかし、あっちの国の人の名前は難しい…詳細をみるコメント0件をすべて表示
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