シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫) [Kindle]

  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • シュレジンガーの猫を狂言回しにした哲学入門案内書。量子力学でのシュレジンガーの猫の思考実験。光子のスリット実験による粒子と波の二面性。物理学と哲学は知の両輪か。

  • 残念ながら、わたしにはあまり向きませんでした。哲学むつかしい。

  • わかりやすくするために物語性をつけた感じだが、それがちょっと受け入れられなかった。

  • 自分がいかに知らないか、と言うことを直視できる人の方が、結局は智慧がある。

    仕事を始めた頃は、何がわかってないかすらわからず、ただ闇雲に仕事を進めていた感がありました。特定の分野に素養や知識がないと、自分のわからない所とわかる所との境目を判断するのは難しいのではないかと思います。

    最近は、仕事に対する素養や知識もついたせいか、ある程度、何がわからないかくらいは、わかったような気がします。以前は、研究者と同じくらいの知識がないとダメ、くらいの気概で望んでいましたが、諦めたと言うか、自分にはもっと別にすべきことがあるのではないか、という考えに至り、色んな研究における知識量とは距離を取るようになりました。

    自分に足りない所を相手が持っているからには、相手が持っていない所を自分が持っていなければ、自分の存在価値を示すのは難しいと思います。その存在価値を自分の食い扶持である知財で証明できるか。研鑽を積むのみです。

  • 難しい。

  • ストーリーと哲学解説を織り交ぜていて初心者向けで読みやすい。この中で気になった思想があれば原書に手を出してみるのがいいかも。個人的には古典哲学が好きでそっちばかり勉強していたから近代哲学は新鮮な気持ちで読めました。

  • 難しかった。こういう本は間を置いて読むと、あっという間にわからなくなる。

  • タイトルを見て、物理の「シュレディンガーの猫」を思い浮かべ、高校の倫理に興味を持っていた(る)人にはお勧めの1冊。一言で言うと、哲学を分りやすく小説仕立てで書いている本だが、「ソフィーの世界」よりは随分短いので、その分敷居は低いかもしれない。
    個人的には、サルトルの「君は自由だ。選びたまえ。」という言葉の重みが不惑を前にずしんと響いた。

  • 竹内先生、すみません。物理学者としての先生しか知らないのに読んでしまい迷宮入りしてしまいました。。。
    あと10年経って哲学したくなったらまた読みます。

    あ、幽霊の話はなんとなく読めました。

  • 2013/5/25 Kindleで読了。「哲学」はやっぱり難しい・・・。シュレ猫を使って小説風にしながら、様々な哲学者の考え方を紹介していく手法は、初心者向けだと思うが、理系の自分にとってはそれでも難しかった(^_^;。2つほど印象に残ったフレーズを紹介します。「オカルトであろうが占いであろうが最新科学理論であろうが、なんでもお構いなしに知ることによって、人は自らの判断力を働かせることが可能になる」「矛盾にぶつからない思考が合理的なのではない。矛盾にぶつかることを恐れない思考が合理的なのである」

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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