フライト [DVD]

監督 : ロバート・ゼメキス 
出演 : デンゼル・ワシントン  ドン・チードル  メリッサ・レオ  ジョン・グッドマン  ケリー・ライリー 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.26
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本棚登録 : 295
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113828338

感想・レビュー・書評

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  • 誰しも強烈な救済を求める瞬間があるのかもしれないが、
    それが薬物、アルコール、
    さらに万能化された自己愛に代わってしまっては、
    結局は負のスパイラル。
    破滅の物語。

    そこから踏み出すためにはまず、
    真の己を自覚することしかないのだろう。
    どんなに醜く、弱く、
    ちっぽけな己であっても、
    今、ここに生きている存在として。
    そこからが本当の、
    魂の救済だ。



    ヤク中の映像表現が、
    トレインスポッティングや、レオンのように、
    天井を見上げるのは、
    そういう症状があるからなのかなぁ。



    子供の頃、
    生まれて初めて格好いいと思った黒人は、
    デンゼル・ワシントンでした。
    年令を重ねても、猛烈カッコイイです!
    きゃーきゃー。

  • 感情に流される姿はデンゼル・ワシントンもジャック・ニコルソンも同じだった。エンディングを見てる時にトム・クルーズとジャック・ニコルソンとケビン・ベーコンの姿がよぎった。

    https://www.youtube.com/watch?v=4cwtgQUNuy8

    状況は違うが信念に基づいた男の行動は冷静であっても激昴していても同じように感じた。ただし、ドン・チードルよりもケビン・ベーコンの方が上に感じるなぁ~

    「フライト」
    https://www.youtube.com/watch?v=jEKF2EfSBQk

    作品としては中の上といったところなのだが、デンゼル・ワシントンがダメ人間演じるのは本当にうまいわ~www

    人種差別的な作品の変わらない表情ではなく、人間がいるんですよね。本当に上手いと思った。ヒーローが一転して犯罪者に…罪から逃れられる…と思ったがやはりそこは映画の世界なんでしょうね。現実は逃げている人の方が多そうなのですが、自責の念に悩まされる。それが何よりも苦痛であるそう気がついたエンディング…ジャック・ニコルソンを見てなければ完璧!

  • 旅客機の損傷が原因で、あわや大惨事を招くところ、
    天才的な機転と操舵技術によって被害を最小限に食い止めたパイロット。
    ただし彼には英雄になれない秘密が隠されていた。

    本作のテーマはふたつ。

    ひとつは功績と人格には何の関係もないということ。
    私たちは、ほぼ無条件で偉業を為した人を人格者と錯覚する。
    功績を為した人をを英雄視したがる周囲の視線が、
    かえってその人を構えさせてしまうという皮肉な悲劇。

    もうひとつは嘘の加虐性。
    本作で描かれているのは、飲んだのに飲んでないと言い張るような、
    周囲に対して吐く嘘よりも、
    酒なんていつだってやめられるさと、自分に刺さる嘘の加虐性である。

    自分のことは、割と難なく、勝手に描いた虚像を自分と思い込める。
    虚像が別の虚像を生み出し、その虚像を維持するために別の虚像を用意する。
    そしていつしか虚像と自分の区別がつかなくなってくる。

    哲学者のニーチェは、弱さから生じるすべてのものが悪、と定義したが、
    自分の弱さに向き合い認め、自分に刺した嘘を自分で抜き取った刹那、
    そこに強さが、善が生まれるのだろう。

  • 久し振りにロバートゼメキス監督作品を見た。

    予告編を見たときから必見と思っていた一作。
    天賦の才能で多くの命を救ったパイロットだったが・・・
    彼の抱える心の苦悩と葛藤。
    飛行機の墜落シーンは手に汗握る出来栄えでしたし
    それがメインのパニック映画と思いきや、
    サスペンスフルなヒューマンドラマでした。
    デンゼルワシントンが苦悩するパイロットを好演。

    パイロットの心の葛藤を予定調和的な美談としてだけ
    語っているのではないところが良かった。

    保身、後悔、良心の呵責、あきらめ、心の弱さ・・・
    この手の他の作品と材料は一緒だがウェイトの置き所に変化があって
    最後までテンションを保ったまま見られました。

    謎の薬の専門家?プッシャー?のハーリン。
    アメリカではリアリティのある人物像なのでしょうか
    もしそうならアメリカの闇は深い。

    ロバートゼメキス監督には80年、90年台に楽しい映画を沢山見せ
    てもらった。
    この映画を観てまた監督には沢山作ってもらいたいと思いました。

  • ミステリー要素の強い映画かな、と思って見始めたらヒューマンドラマでした。
    人間の醜さ、弱さがリアルに描かれていて引き込まれました。
    最後、良心の呵責に耐えきれず真実を告白した場面は拍手もの。映画だもの、こうでなくちゃ。

  •  旅客機事故を卓越した運転技術で最小限の犠牲に食い止めた機長。しかし、彼の血液からアルコールが検出され。。。

     冒頭の墜落シーンのスペクタルは圧巻。ただ、そこから先はアルコール依存症の話になるので、ちょっとバランスが悪いかも。
     依存症などの不安定な人が一時の気持ちでどんどん事態を悪くしてしまうところがよく描かれている。ラストはいい話として収めたいんだろうけど、なんかそういう一時の気の迷いの延長とも見えなくもないんだよなぁ。。。

  • CSの放送で。

    映画館での予告とかポスターから勝手にサスペンスだと思って「後で見よう!」とか思っていたけれど、全然内容違ったので正直ずっこけてしまった。

    中身はアルコール依存症患者の話だったんだけど、自分では酒は舐める程度だし、基本的に酔漢が苦手なので、始終「嘘でしょ!?」て言いながら見る羽目に。
    依存症怖えな!ってところをアレソレするにはなかなか良い作品だった気がするけど、ストレス凄いので、自分ではもう一度見るって事は無いかな…。

  • 飛行機堕ちるとこドキドキする。

  • 私もサスペンス物かと思ったが、アルコール依存症のパイロットの話。アメリカの暗い一面だなと思うが、映画自体に悲壮感はない。
    デンゼルワシントン、少し老けたか?

  • アルコール依存症は怖い…。
    主人公が酒を飲むたびに思わず「ああぁー」と声が出てしまった。
    お酒は好きだけど…気をつけよう。

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