頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • 聞いたことあるな、っていうことが詰まってた気がする。それだけ人気だから、アイデアが拡散してるだけなのかな。

  • 考えるとは自分の解をもつこと。そのためには知識を付けなければならない。興味を持つことで、世界が新しく思える。知識を増やそうと思えた一冊

  • プライムリーディングにて。
    さまざまな心得が記載されており、なるほどなという部分も少なくない。

    メモ
    ・言葉を使う時のみ人間は本当の意味で考えることができる
    ・視野の狭さを自覚する
    ・生半可な知識があると見えないものまで見えているように錯覚することがある。例えばユダヤ人種が生物的に存在するわけでない。言葉があるとそこに確かに存在するように錯覚する
    ・心配は開くと心得よ。心配するのは人を信頼していない証拠
    ・才能の有無を考えるな。
    ・愚痴は非難のレッテルをはること。思考がフリーズしてしまう
    ・心に触れるものに価値を置け
    ・迷いや停滞を歓迎せよ。迷いや停滞こそゴールが近いことの証左
    ・人生を塗る色は自分で選べ。自分がどんな絵の具のどんな色を選ぶかにかかっている
    ・雑用を丁寧に行え。細々とした用事を丁寧に行うのであれば、あなたは確かに精神的な安定感を得るであろう
    ・物事に携わるおもしろさは道具や物事を通じて自分の意図が表現されていくこと
    ・幸せではなく、満足を求めよ。幸せは偶然の要素が含まれる。満足は真面目に力を尽くせば得られるもの
    ・絶対安静時間を持とう

  • ▶︎他人の思惑という狂気

     他人の思惑とは、「自分が事実だと思い込んでいる妄想」である。
     この言葉にどれだけ救われただろう。
     人は妄想・幻想の領域を発達させることで繁栄を遂げた(貨幣や国など)が、逆にそれを事実の等価物だと考えてしまう病を抱えることになった。
     しかしその病も、深い洞察を持ったこのような言葉が癒してくれる。
     例えば、自分の場合、仕事で上司に小言を言われたり、失敗をしたりするとこの妄想がむくむくと頭をもたげる。
     だがそれは妄想に過ぎないと分かれば、笑ってしまえるほどバカバカしいもの。心がフッと軽くなる。
     頭が良くなる思考術は書かれていないが、仕事術・人生論の書としては一級の処方箋なので、その視点から本書を読んでみてはどうだろうか。

    ◻︎満足に確かな幸せを噛み締める
     幸せとは偶然の産物で、自分の力で掴む満足だけが確かな幸せを与えてくれるという洞察も素晴らしい。
     幸せを他者に見てしまったり、より良いものがあるんじゃないかと妄想にとらわれ、目の前の満足を取り逃がしてしまうことは何度も繰り返してきたし、これからもそうなのだろう。
     でもその度に、パスカル『パンセ』の言葉との出会いが救いになりそうである。
     「現に味わっている快楽を偽りと感じ、まだ味わわない快楽のむなしさを知らないところから、移り気が生まれる」
     現に味わっている快楽に満足を見出してゆくことを指針にしたい。

  • これは良い。何回も読みたい。

  • 語り口調は読みやすくもあったが失礼ながら少し鼻につくような気もした…。

    自分の精神のあり方によって時間は長く豊かにも、短く浅くもなる というフレーズは大切にしたいと思った。
    時間を深く持つことが最近あまりできてないし、落ち着きのある生活を心がけたい。

  • 頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ
    著:白取 春彦

    わたしたちは安易に「考える」という言葉を使うが、その内容は一つではなく、状況や事情によってだいたい次の6つの傾向にわけることができる。
    ①利己的選択の思考
    ②経験の反省に基づいた思考
    ③感情的混乱の妄想
    ④知識の連絡による思考
    ⑤本質は悪のための思考
    ⑥論理的思考
    状況によってその場でどれか一つのみで用いられることがない。だいたい二つから三つが組み合わさってわたしたちの日常の思考となっているのが普通である。

    構成は以下の5章から成る。
    ①答えを出せる頭をつくる
    ②迷わない頭をつくる
    ③楽しく生きる頭をつくる
    ④クリアな頭をつくる
    ⑤創造する頭をつくる

    考えることを考えることはあまりない。
    そして本書で類型されるような6つの思考を考えることもない。しかし、自身の一つ一つの思考がどの思考から成り立っているのか、どの思考の組み合わせなのか。自身の考えの偏りや志向を知ることにもつながる。

    そしてそれを他者の考えや意見を汲み取る時にもちいることで自身の理解の助けにもなることにもつながる。

    考えながら話す、考えながら書くことについては、ものすごいエネルギーが必要ではあるものの、片鱗を知ることで世界はぐんと広がる。

  • 良かった。生きていくうえで大切なことがギュッと要約されて55のチャプターに分けられている。傍に置いて何度か読み返したくなる。

  • 頭が良くなるかどうかはさておいても洞察に富む一冊である。1時間の読書でこの内容の啓示はある面素晴らしい。個人的には「瞑想して、脳をリセットして、わからないに背かず、こころをクールに保ち、先人の声を聞き、非難ではなく議論をすることで解決を目指し、事実に基づき論理的に判断する」と要約するがこれは読み手次第だろう。常識を疑うというフレーズを入れてもいい。とても、実践的な良書である。

  • ごもっともな話ばかり。読了後も机の上に置いて、時々目次を見返しては、自分の至らない部分、もしくは誤った方向に進んでいる部分を修正する、という使い方がベター。

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著者プロフィール

白取春彦(しらとり・はるひこ)

青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある。
主な著書に、ミリオンセラーとなった 『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『行動瞑想 「窮屈な毎日」から自由になるヒント』(三笠書房) など多数。

「2023年 『超要約 哲学書100冊から世界が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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