鍵泥棒のメソッド [DVD]

監督 : 内田けんじ 
出演 : 堺雅人  香川照之  広末涼子  荒川良々  森口瑤子 
  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4935228127351

感想・レビュー・書評

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  • 売れない役者・桜井武史(堺雅人)は、銭湯で羽振りのいい男が転んだはずみに頭を強打して記憶を失う現場に居合わせる。とっさにロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます桜井。
    ところが、その男が誰も顔を見たことがない伝説の殺し屋コンドウ(香川照之)だったことから窮地に陥ってしまう。
    一方、自分を桜井だと思い込んでしまったコンドウは、真面目に演技の勉強に取り組み始める。
    すると、そんなコンドウの姿に女性編集者の水嶋香苗(広末涼子)が好意を持ってしまい…。
    「アフタースクール」の内田けんじ監督が、堺雅人、香川照之、広末涼子を主演に迎えて贈る痛快コメディ。ひょんなことから人生が入れ替わってしまった対照的な2人の男と婚活中の女性が巻き起こす奇想天外な物語の行方を軽妙かつスリリングに描き出していく。
    冒頭の広末涼子演じる生真面目で几帳面な女性編集長が彼氏もいないのに婚活を宣言するシーンから、内田けんじお得意のオフビートなシチュエーションコメディが、売れない役者が銭湯の更衣室の鍵をすり替えることで殺し屋とすり替わってしまうことで起こるてんやわんやを、巧妙な語り口で描いています。持ち物ばかりか人格も入れ替わることで起こる可笑しさがツボにハマってきます。
    悪役の多い香川照之が気の弱い役者と几帳面な殺し屋を、ナイーブな役の多い堺雅人が殺し屋と気の弱い役者を、2役を演じ分ける演技派俳優同士の演技バトルも見事でした。
    几帳面で真面目な女性編集長を演じた広末涼子の天然ぶりも、面白かったです。
    特に、終盤の記憶を取り戻したコンドウと桜井がヤクザを出し抜くための大芝居の稽古をするところから2人がヤクザを相手に大芝居をうつところの展開は、ユーモアとスリル満点のスカッとする名シーンです。

  • コロナ隔離中2夜目

    観たい邦画が見つからないことに困っていて、ふと原因が分かった。見たい洋画はまあまあある。しかし、弱っているときには邦画が見たくなる。(熱は無いが、咳やだるさはある)

    元気な時は映画を見る時間が取れない

    病気などになって仕事を休みむと時間ができる

    弱っているので洋画ではなく、邦画が見たくなる

    「邦画オススメ」などでググって邦画を見る

    観たい洋画はあるが消費しない。見たい邦画ないが需要がある。。。

    以前より気になっていた本作を見る。久々におー面白かった!!と素直に思えた作品。あまり期待していなかったのがよかったのかね。

    自殺志願者の若者が風呂場で殺し屋の銭湯の鍵を拾うことから始まるコメディ。結婚願望の女編集長の3人とそれぞれ個性がとがっていて面白い。
    ・妙なシュチエーション
    ・とがった個性の登場人物
    がばっちり組み合うとここまで面白いのかと感心。
    あまりコメディ見ないけれども、ここ数年で1番面白かったんじゃないかな(いいすぎかな?)

  • 民放で放映していた『鍵泥棒のメソッド /2011』を観ました。

    -----story-------------
    入れ替わった人生、大金の行方、そして結婚――
    その先にはなんと、史上最高に爽快でトキメくラストが待っている!?

    『運命じゃない人』 『アフタースクール』の「内田けんじ」監督が、「堺雅人」、「香川照之」、「広末涼子」を主演に迎えて贈る痛快コメディ。
    ひょんなことから人生が入れ替わってしまった対照的な2人の男と婚活中の女性が巻き起こす奇想天外な物語の行方を、「内田けんじ」監督ならではの予測不能の展開と巧みな構成で軽妙かつスリリングに描き出していく。

    自殺願望のある売れない貧乏役者の「桜井武史」は、偶然行った銭湯で頭を強打して意識を失った「山崎信一郎の」脱衣所のロッカーの鍵を拾う。
    脱衣所で居合わせた時に「山崎」の羽振りの良さを見ていた「桜井」は、「山崎」の鍵と自分の鍵とすり替える。
    「桜井」は「山崎」の金を勝手に使い、友人に借りた金を返したり新しい服を買ったりとしていた。
    勝手に金を使い込んだ事を申し訳なく思い、「山崎」の家で謝罪の手紙を書いたりしたがなかなか気が進まない。
    仕方なく家の中を物色していると、変装道具や偽装の証明書が大量に出て来た。
    そこで突然、「山崎」の携帯が鳴る。
    出ると相手は、「コンドウか?」と聞いてきた。
    「山崎」は誰も正体を知らないプロの殺し屋「コンドウ」だった。
    「コンドウ」と勘違いされた「桜井」は、「山崎」が数日前に殺した男の持って居る大金の行方を探している「工藤純一」に、男の愛人だった「井上綾子」を殺す様に依頼される。
    一方、頭を強打した事で記憶を失った「山崎」は、ロッカーの中にあった「桜井」宛ての手紙を見て自分が「桜井武史」だと思い込む。
    病院からアパートに帰ろうとした所で、偶然父親の見舞いに来ていた雑誌の編集長をしている「水嶋香苗」と出会う。
    「香苗」はどんな事でも計画通りに進める事にしており、彼女は計画で決めた日までに結婚すべく相手を探していた。
    そんな中で出会った「山崎」の事が気になった「香苗」は、「山崎」に逆プロポーズをする。
    -----------------------

    貧乏役者「桜井」、殺し屋「山崎」、何事も計画通り進まないと気がすまない雑誌編集長「香苗」… 個性的な三人の織り成すハーモニーが良かったですねぇ。

    久しぶりに映画を観ながら笑いました。

    それにしても「山崎」の正体… 殺し屋かと思ったら便利屋(詐欺師)っていうのも良かったですね。

    実社会では、殺し屋よりも、リアル感がありますからね。

    三人が、それぞれハッピーエンドとなるエンディングも良かった。

    たまにはコメディ作品もイイですね。


    -----staff/cast-------------
    監督:内田けんじ
    エグゼクティブプロデューサー:藤本款
                   和田倉和利
    プロデューサー:深瀬和美
            赤城聡
            大西洋志
    脚本:内田けんじ
    撮影:佐光朗
    美術:金勝浩一
    編集:普嶋信一
    音楽:田中ユウスケ
    主題歌:吉井和哉
        『点描のしくみ』
    キャスティングディレクター:杉野剛
    照明:加瀬弘行
    録音:藤本賢一
    助監督:村上秀晃
    出演:
    堺雅人 桜井武史
    香川照之 コンドウ/山崎信一郎
    広末涼子 水嶋香苗
    荒川良々 工藤純一
    森口瑤子 井上綾子
    小山田サユリ
    木野花
    小野武彦

  • 冒頭から笑った。これもありなの⁈からのギリギリありです(同僚の旦那だった)とか、個人的に好みな笑いが散りばめられてて良かった。
    だらしない人も丁寧な人も違う生活基盤になっても変わらない。

  • 鍵泥棒がきっかけで人生入れ替わる。
    それでもなんとかなる世の中だから面白い。

    香川さんの演技の中の演技に引き込まれる。

  • キャラクターの設定がわかりやすい。こういう人ならこう動くだろうなぁ。それでいて、こういう人ならこういう壁にぶつかるよなぁと、ぼんやり思った。
    無計画な人は刹那的に生きるから金もたまらないだろうし、几帳面な人は自分ルールが乱れるとイライラしたり。短所に足が掬われるも、長所で足が動かなくなるのも面白い。短所・長所というより特徴に近いのかもしれない。勝手に優劣をつけているだけで。

    人生は予定通りいかないし、恋は事故のようにおきる。
    生前に段どりした自分の葬儀だって、手違いで完璧とは遠いものとなっていたけれど、味があって笑える。
    頭で考えていた理想と、実際に起こる現実と、それがたとえ、上手にマッチしていなくとも、それを笑える余裕があれば、人生はことのほか愉しめるものなのかもしれないと、この映画を観て思った。

  • 半沢直樹と大和田常務だ!と思って見たけど、全然違って、でもとても面白かった。
    最後、きゅんきゅんできて良かったね。

  • 2012年。
    広末涼子、香川照之、堺雅人。銭湯で滑って記憶を失った裏社会の男とその男のロッカーのカギを拾い、成り済まそうとする売れない役者が人生を入れ替わり、生き直しを始める。

    裏の男香川は生来の勤勉さで仕事も恋愛も成就しそうに。最後はハッピーエンドでほっとするが、仕組まれた伏線に見ている自分が果たして気づけているのかそれが不明で少しストレス。前作のアフタースクールが良かったので内田監督作品を見てみた。

    いいセリフが散りばめられている。

  • すごくよかった。
    主人公は途中までまったくのクズの所業、代わりに香川照之が最後まで主役。チェックのシャツがあんなに絶望的に似合わないなんて。

    内田けんじ監督、アフタースクールと共に再見。

    ヒロインの広末が途中でつぶやいた

  • 面白いけど後に残らない。
    香川がデニーロと同じ立ち位置になってるような…
    ほんと使い勝手いいよね、監督からしたら。

    広末はここはミスキャストかな。

    79点。

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