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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (309ページ)
感想・レビュー・書評
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『けだもののように』のヨリ子が、もう少し成長して、
他者とある程度コミュニケーションが図れるようになったような女性と、
彼女に惹かれる大学生男子、及び周囲の人々のラヴ・アフェア。
ペンネームと画風から、勝手に作者を男性だと思い込んでいたが、
実は女性だったと、ついさっき知った(驚)
で、女性の作家が、この作品や『けだもののように』など、
性的に奔放な女を、彼女に恋する男の側から記号的に描いているというのが、
一読者としては何とも手触りがよろしくなくて、とまどってしまう。
その女の立場・目線で「誰と寝ようがあたしの勝手でしょ」という態度で
寄りつく男をバッタバッタ薙ぎ倒していく展開なら、
まあ頷けるんだけど、掲載誌の都合も関係しているんだろうか。
あるいは、来世も女に生まれるなら、こんな風に生きてみたい……
という作者の理想・願望を反映しているのか?
等々、つまらない深読みに耽ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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