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- / ISBN・EAN: 4988111144065
感想・レビュー・書評
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様々な場面で「赤」、「青」がとても印象的に使われ、斬新な音楽の使い方。アンナ カリーナ演じるアンジェラのブルーのシャドウと長い睫毛とアップスタイルや赤いニットなど、60年代のフランスやゴダールの実験的手法が沢山詰まった興味深い映像が今観ても色褪せない。
Rの発音が上手くできないアンジェラ。
お腹にクッション入れてみるアンジェラ。
ふくれっ面でパジャマを着替えるアンジェラ。その仕草の1つ1つがとってもかわいくて愛おしい。
なんせたばこを吸ってるのにかわいいのだから太刀打ちできない。
ストリップガールをして働いている主人公アンジェラと夫のエミールは、少し自分勝手でアンジェラをないがしろにし、子供が欲しいというアンジェラの気持ちに無関心で事あるごとに喧嘩ばっかり。
大人になりきれない、若い夫婦2人の他愛のないやりとりがユニーク描かれていて、特にベッドライトを傘みたいにして本棚に行き来して、本で会話するシーンが好きだった。
悲劇のヒロインになりたがって、物語の登場人物みたいに演じてみたり、構って欲しくてムキになる。
泣きたいのか笑いたいのかわからないから不機嫌になったりはしゃいだり。
言いよってくる男に気のある素振りをしながら結局ははぐらかす。
そう、これが女で、女は女である。
でも、欲しいものを手に入れる時は必死なのにそれでいて手に入ればないがしろにして無関心になる。
口が悪くて、目の前にあるややこしいことから逃げようとして聞こえないふりをする。これが男で、男は男である。
一向に埋まることのない男女の溝をコミカルに描きつつも、監督ゴダールが、最高にかわいい時期のアンナ カレーナをみんなに自慢しているような視点の作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
劇場で鑑賞。チャーミングな痴話喧嘩映画だった。三人とも子供みたいでかわいい。
アンナ・カリーナのコケットリーは完成型。当時この映画を観て真似しちゃって、へんてこになってた女の子いただろうな。かわいらしいことだ。 -
いつ観たって最先端。この監督と同じ時代を生きていることが誇り。反復の喜劇。
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アンナカリーナの可愛さがたまらない!ちょっとした仕草とか衣装も最高にかわいい!!
ゴダールのアンナへの愛がわかる!