009 RE:CYBORG 通常版 [Blu-ray]

監督 : 神山健治 
出演 : 宮野 真守  小野 大輔  斎藤 千和  大川 透  丹沢 晃之  増岡 太郎  吉野 裕行  杉山 紀彰  玉川 砂記子 
  • バップ
3.09
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021712637

感想・レビュー・書評

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  • 手塚治虫、石ノ森章太郎、ともに哲学を込めた作品があったと思い出させる。

    サイボーグ009も魅力的なキャラクターが活躍する話に注目を集めがちだが、テーマは神と対比させつつ人の可能性を信じる平和への祈りだと思っている。

    本作品もそうなのかと。

    絵柄は好き嫌いがあるけど、まーよかったかな。
    フランソワーズが大人の魅力を振りまきすぎていたがいいw
    ストーリーは・・・サイボーグ009の原作を知らない人は辛かったんじゃないかと。
    サイボーグ009の世界観とか高コンテキストの共有が必要な話で、知らないとストーリーが飛び飛びで進んでいってしまって脳内補完できないと思う。

    さらに、ひさびさのサイボーグ009シリーズに期待したのは、00ナンバー全員の活躍だった。
    それがなくて少し残念。
    個人的には009、003、002の好きな3人が活躍したからある程度満足でしたけど。

    サイボーグ009が好きで原作を知っている私は楽しめました。

  • 神山健治+Production I.Gとなれば注目せざるを得ない。

    なにせ『攻殻機動隊』や『東のエデン』の発生源なのだ。

    で、石ノ森章太郎氏の『サイボーグ009』を下敷きとした本作。登場人物は原作を引き継いでいるが、舞台は2013年の現代。リメイクではなく、完全な新作のストーリーが紡がれている。

    正直なところ、本作の評価は真っ二つに割れるだろうな、というのが第一感だ。

    面白くないことはない。また、原作を知らなくても、きちんと楽しめるようにはなっている。ただ、ストーリーが中盤に差し掛かるあたりから、ザワザワとした感覚が浮かんでくる。なんというか、ちょっとややこしいのだ。込み入っているといってもよい。

    そこからエンディングに至るまでの道筋で、「なんだこりゃ」と叫ぶ人もいるだろう。はてな?と首をかしげる人もいるだろう。まあ、こんなもんかなと納得する人もいるかもしれない。ともかく、ストレートにふんふん、と楽しめる感じにはならない。強い筆圧で書いてしまった鉛筆の字を、消しゴムで消すみたいに、何かが残ってしまう。

    まあ、それはそれとして、実に神山監督らしい作品という印象も受けた。

    「正義」についての葛藤
    ハインリヒの長い語り
    そして、001ことイワン・ウィスキーのC.V

    (私は、玉川砂記子さんの声を聞くと、すぐに神山監督を想起してしまう)

    本作で一番印象に残ったのが、サイボーグが「彼の声」について語るという点だ。それは、攻殻の「ゴースト」にも通じる面白さがある。

    後のことは、また後で考えることにしよう。

  • 攻殻機動隊をやった人だからできる作品だと思う。 それにしてもフランソワーズがかわいかった。

  • キャラクターを新しいデザインにするのは何だか新鮮だった。(デザインが良いか悪いかは別にして)
    あまり活躍しないキャラクターが居るなんて勿体なさすぎる。ストーリーも分かり辛く、映画1本として評価するなら駄作。
    本等で保管すればまた見方も変わってくるんだろうけど…。ちょっと退屈だった。

    それにしても、最近本等で補完するような作品が多くてうんざりしつつある。

  • サイボーグ009という「ガワ」を着せただけの粗悪品。

    人はなぜ生きるのか、どう生きるのか、そしてその根底に流れる愛。
    扱っているテーマだけは原作に沿っているとは思うが、中身が全く伴わず、逆に原作のイメージを悪い意味で壊すだけだった。
    キャラも、デザインは別に良いと思うが、性格が+αどころか改悪と言っていいようなレベルのキャラが…。

    アニメーションはそこそこ頑張っているのでプラマイで★3。
    しかしアクションシーンの魅せ方はイマイチ。加速装置以外のシーンは面白味に欠ける。009以外のかっこいいアクションがもっと欲しかった。
    そもそも008なんて何もしてない。作中に何分登場しただろうか?登場する必要も無いくらい。
    「彼の声」「彼の声」でのんべんだらりと進行した印象で、山場が山場になってない。

    話自体はそこまで難しくはしていないし、オチは別にあれでいいと思うし、超常現象ってのは009っぽいと思う。ただそこに至るまで何もかもがパッとしない。

    009を原案に作るなら、いっそのことキャラも名前から性格から一新して、せめて能力だけ同じにして、009ともっと切り離すべきだったと思う。それこそパラレルワールドとして。

  • 全員かっこよすぎ!!
    原作しっかり読みたい



    「人類一人一人が不完全であるが故に
    予期しない驚きと新しい発見、そして無限の可能性を秘めている
    だからこそ素晴らしいんだっ!!」

  • 103

  • WOWOWにて。HDアニメーションの最先端。空中戦バトルの映像美や音響はすさまじい。ただ原作が古い作品なのでファン以外はキャラクターの名前や能力もわからず???状態だろう。シナリオも哲学的宗教的でむずかしい

  • 普通に面白かったんだけど、原作をまったく知らないので登場人物の背景がよくわからないまま…。勉強しまーす。

  • 絵は現代風で良かったのだけど、内容が…薄いというのか。
    なんかよくわかんないし、結局、個々次第みたいな終わりでスッキリしない…。
    欲いえば…全員の活躍も観たかったな…。そんだけ?!って、キャラいて残念…。

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著者プロフィール

1966年、埼玉県生まれ。アニメーション監督、脚本家。株式会社クラフター代表取締役 共同CEO。背景美術スタッフとしてキャリアを開始。2002年、『ミニパト』で監督デビュー。代表作に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、『精霊の守り人』『東のエデン』などがある。2017年3月、初の劇場オリジナル作品『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』が公開。

「2017年 『映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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