科学がつきとめた「運のいい人」 [Kindle]

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  • サンマーク出版
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感想・レビュー・書評

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  • 勝間塾の講義でとても興味深い講義をして下さった中野信子さんの本です。

    実は「運」というのはかなり科学的に解明されているものなのです。

    では、どうすれば「運のいい人」になれるか?それを科学的に教えてくれる本です。

    運を良くする為には、「やるかどうか迷った時は面白そうかどうかで決める」、「敵の幸せを祈る」、「常識よりも自分を上に置く」という心構えが大切、また「自分は運が良いと声に出して言う」とか「利他行動をとる」、「良い妄想をする」といった行為が人をだんだん運の良い方向に導いて行く訳ですね。

    成功する為にはゲームを降りないことが大事、ではその為にはどうすれば良いか?

    この本に書かれたことを習慣化できるよう意識して、「運の良い」人になっちゃいます。


  • 分かりやすくてすぐ読める

    濃ゆいかどうかは置いておいて
    こういうのが売れるのねという感じで

  • 「私はやはりそうした運といったものがあるという見方に立ったほうが、物事がより好ましい姿で進んでいくのではないかと思っている。だから人を採用するにしても、登用するにしてもそういうことを加味して考えることが大切だと思う」
    かの松下幸之助さんは、このように述べ採用面接では「運の強い人」を採用したのだと言います。

    松下幸之助さんも重視した「運の良さ」。本書はこの一見自分ではどうにもできないように思える「運」に対して科学的なアプローチを行い、運のいい人になる方法について解説した内容。最近マスコミでも見るようになった脳科学者の中野信子さんによる科学的なエビデンスが裏付けにあるのが特徴の一冊です。

    そもそも、本書の主張は「幸運は皆に公平に降り注いでおり、それに対して私たちは主体的に関わっている!」というもの。つまり、運がいい人か?どうか?というのは、運に対する関わり方の違いにあるのだそうです。どうすれば幸運を掴む関わり方ができるのか?についての具体的な方法については、本に書かれているので是非ご覧になる事をお勧めします。

    これまで「自分はなんてツイていないんだ(´.п.`)°」と感じた人はたくさんいると思います。もちろん私もそう。しかし、本書は「幸運は誰にも等しく訪れるものである」と主張します。主体的に関わることによって運をいかようにも好転できるという話がとても印象に残りました。確かに「運とは自分ではどうにもできないもの」と考えている限り、幸運をつかむための行動を起こすことはできないでしょう。しかし、本書を読んだことで私自身も「幸運をつかむためにどうすべきか?」と行動指針が見えてきた気がしました。
    また本書は他に「運の良し悪しは他人と良い人間関係が築けているかどうかに大きく影響する」とも言っています。詳細は本を見て欲しいのですが、確かに良好な人間関係が幸運を掴むキーファクターになることの理由にも膝を打つ物がありました。セロトニンなど脳内物質の分泌を促すという科学的な裏付けもあり、脳科学者である筆者の専門性がしっかり活かされています。

    一見自分ではコントロールできそうにないことに対し、コントロールできることがどこかに無いか?と考える姿勢こそが、幸運を掴む習慣なんだなぁと言う学びがありました。本書を読んだことで、なぜ松下幸之助さんが運の良さを重視したのかの理由も納得です。

  • 内容的には自己啓発本に近い。利他的に生きることや物事をポジティブにとらえること、他人を思いやることの大切さなどを説いているが、学術的な事例や論文を紹介していることで、よくある自己啓発本より納得感があった。また、非科学的と思われがちな「祈り」の有効性を科学者が説いている点も興味深かった。

  • 諦めず、とにかく続けることで運(成功)を引き寄せる。

  • ・幸福は皆に公平に降り注いでおり、それに対して私たちは主体的にかかわっている
    ・運がいいかどうかというのは、その幸運を拾えるタイプなのか、そうでないかの違い
    ・幸運をつかむために必要なこととは?
    試行回数を増やす
    チャンスに気づける
    チャンスに飛びつける

    ・自分で自分を大事にすること
    ・自分を大事にしている人は周りからも大事に扱ってもらえる。

    ・他人といい関係を築けているかということが大きくかかわってきます

    ・自分のことを好きでいる
    ・自分に自信を持つ
    ・健康に気を遣う
    ・身なりを整える

    ・運がいい と思っている人は、何かと成長しやすい

  • ・他人の尺度でなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではなく、自分が心の底から「心地よい」「気持ちよい」と思える行動をする。
    ・社会のルールや常識を自分よりも上のものと見做さないこと。一番大切にするべきなのは自分なのだ、とかんがえること。
    ・何かを選択して行動するとき、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断したことのほうがやる気を持って行える。

  • 1時間でサラリと読めました

  • 「運がいいとは?」という非科学的な(ある種スピリチュアル的な)要素を持つ概念に対して、科学的に、論理的に説明されている本。非常に納得感を持って読み進められる。最近中野信子先生の本によく出逢う。

    「運が良い人」というのは、いわゆるプラセボ効果に近いものがあるなあ、という印象を受けた。運命的に運が良い人悪い人がいるのではなく、「自分は運がいい」と思い込んでいる人と、「自分は運が悪い」と思い込んでいる人がいる、というだけの話。
    だからこそ、たとえ同じ事象が起きたとしても、行動することや考え方が人によって異なってくる。人が経験する事象はほとんど大差ないが、その「捉え方」が大きく違うことによって、受ける印象が変わるだけだ、ということがわかった。

    運がいい。もはや口癖にしていこう。

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著者プロフィール

脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。

「2023年 『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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