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感想・レビュー・書評
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(2023/281)妻の蔵書から。福島の農村で生まれたとわは物心つく前に、父親の夜逃げに伴って一家で北海道開拓移民として知床に移る。厳しい開拓地の中でも特に厳しい土地での生活。何も分からないとわの目から語られる物語でも、その厳しさはヒシヒシと伝わる。乃南アサさんの著書では『チーム・オベリベリ』という開拓時代の本があるが、あれとは目線も境遇もかなり違う(どちらも厳しいことには変わりはないが)。とわが少女にまで成長して物語の展開も面白くなってきた。
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知床は、アイヌの言葉で「地の果て」と呼ばれているそうです。北海道へ移住し、未開の地を一から開墾して生きる選択をした家族。その中に2歳のとわがいました。そんな自らの運命を、懸命に生きた女性の物語です。
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