- Amazon.co.jp ・電子書籍 (198ページ)
感想・レビュー・書評
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・男女の考え方の違い、異性に関するあれこれを男女2人が往復書簡の形で語り合っている本
・自分の昔の恋愛や友人から聞いた恋愛話を思い出して当てはめるとおもしろい。
・内面か外見かという古典的な問いに関しても
「内面が内面であり続ける限り、それは他者からは知覚できないことにことになるのではないか。つまり、内面と云いつつも、実際にはひとりの人間の表情や口調や行動パターンから推測させる『内面』のイメージに過ぎないわけだ。」などと膝を打つようなことが書かれている。
「女性はものごとが変化変容するのを本気でおそれている。嘘でもいいから『変化しない』と言って欲しいのだ。それを言わない男性というのは、変化ではなく固定を恐れているのではないだろうか。」
私も変化を恐れている。その証拠に諸行無常という言葉が好きだ。その言葉を恐れているが故に好きになろうとしているふしがある。
そして「でも実際の変化に弱いのは男性の方」も納得できる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
角田さんのファンなので読んでみた。最初はいい年した男女がどうでもいいこと書いてるな、という感じでしたが、ちょっとした合間に読むと男女の違いについてなるほどと思う点もあり、楽しんで読めました。男女の非対称性については確かに実感します。
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角田光代(1967年生まれ)&穂村弘(1962年生まれ)「異性」、2012.4発行。「好きというハードル」「内面か外見か(永遠の二者択一)」「おごられ女・割り勘女」「好きな人・まあまあ・眼中にない人」「おれがいないとだめな女・おれなんかにはもったいない女」など、お二人が語るテーマは面白かったです。
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余裕がある人、隙がある人ってカッコ良いよなと思った。
内容にあるように自分の物、所有物だと思ってしまうとケチをつけたくなってしまうのはわかるなと思った。
女性は出会って3分で相手との関係性を決めるという。自分はどのように振る舞えば良いのだろうか…
男はやっぱり思い出を大切にしてしまう生き物なんだなと思った。