本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (288ページ)
感想・レビュー・書評
-
降り積もった雪の質感や、凍てつく夜の森の中のキャンプの様子、鹿たちの姿があまりにも真に迫っていて素晴らしい。我が家の側にも鹿の群れがよくやってくるが、谷口ジローの絵はまるで実際に野山の雪の中を歩き、野生の鹿の間近で面と向かって観察しながら描いたようにしか思えない。
どの絵も、リアルな動物たちの鼓動と自然の息吹を感じる。
愛する牝鹿を失った雄鹿の姿に涙腺が崩壊し、息を呑む邂逅の緊迫感。そしてついに、間近でとどめを刺そうという瞬間…シートンの本は酷く辛い話が多い中、今回は心ある最後で本当に良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一匹の鹿を通して、シートンがナチュラリストとしての目覚めを迎えていく。この時代にその生き方はとても苦労しそう。
全3件中 1 - 3件を表示