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感想・レビュー・書評
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『夏の闇』のラストが『輝ける闇』の冒頭につながるように作られている
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「輝ける闇」(開高健)を読んだ。
破城槌にぶちかまされるような衝撃。
私にとってほとんど手付かずのビッグネームのひとり開高健!(大昔に「裸の王様」を読んだくらいだな)
サイゴンの陥落は私が17歳の時。だけどベトナム戦争は私の人格形成には毛ほどの影響も残していないんだよな。たぶん。
「夏の闇」(開高健)を読んだ。
『漂えど沈まず─闇三部作』の第二弾。
〈僕は古井由吉の文章からふわっと立ち昇るエロティシズムの方が好みだな。〉などと独りごちながら読んでいたんだけれど、核心はそこでなはなかったのか。
無為に日々をおくる主人公の中にはきっと予感があったに違いない。 -
まるで臭いが漂ってくるような、性描写である。
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闇三部作をまとめた電子版。最後に、闇シリーズにまつわる開高健についての講演だとか、開高健自身の対談だとかが掲載されているのが良かった。もちろんこのシリーズは自伝的だし、明らかに主人公は開高健自身で、彼の経験をもとに書かれている。そして登場する女性にもモデルがいるようだが、やはり小説だし基本的にはフィクションのようだ。
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