月光 (中公文庫) [Kindle]

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 11
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感想・レビュー・書評

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  • かなり衝撃的だった。
    少し残念なのは前半はゾクゾクするが後半にはそれが薄れていくこと。
    しかし、内容は面白かったし、誉田哲也の良さが出るホラーサスペンス?なのだと思う。
    言葉選びがうまく、体験したことがないことでも想像しやすく、感情移入しやすい。そのため、内容が内容だけに胸が苦しくなったりする人もいるかも。

  • R18であり衝撃的で悲惨
    けれど読んでほしいミステリー

    「認めるということは赦すこと
    赦すことでしか最終的な
    決着はつかない。
    一番いいのは相手が
    赦せる人間になってくれること」

    命をかけてそれを伝えた
    野々村涼子

    月光で始まり月光で終わる
    思わず本を閉じたくなる描写と
    美しい結末

  • 胸糞悪い話だが、最後にはいい感じになる。
    僕は好きではない。

  • むなくそ

  • めちゃおもろい 3日で読んだ

  • 猿〜!!!!菅井〜〜〜!!!!!アホー!!!
    という気持ちでずっと読んでました。

    虐待される系の小説、隣の家の少女でも風呂覗き以降あんなに好きだった少女を周りと一緒に虐めだすという描写があったので、身体へのエロスと精神の強さと清廉さ、恋と虐待はかなり密接な関係があるのかもしれないなと思った。

    羽田はいい大人だったが最悪な男でもあるので罪と罰と一緒に生きていって欲しい。
    嫁と離婚する選択肢もない、不倫してた事も言えない、涼子の変化に気付いても何も出来なかった小心者の下衆にチャンスが与えられたのはいい事だと思う。

  • 序盤から胸糞悪い、の一言。だけど最後まで読ませてしまう誉田さんはある意味すごい。ただね、何度も脅され強姦されてる被害者が加害者に対して好きかも、という心情が芽生えることはまずない、最初にはあったとしても。加害者になり得るだろう人の都合のいい妄想。そして清彦もなんだか中途半端。同情させようとしたのかな。野々村家の両親がなぜ事件のことを回避していたのかの理由が描かれてなくてモヤモヤ。ただ一つ、赦せる人間になってくれること、ということだけは少なからず共感できた。

  • 【普通じゃない人間の普通じゃない理由なんて、聞いたってしょうがないじゃない。そんなもん、聞いたって納得できっこないじゃない。】 いや~胸糞悪い!!!!!! 姉のおぞましい過去が私の想像の斜め上だった。

    こんな過去誰が想像出来ますか?

    それを誰にも言わずにいるって…

    何か方法があっただろうにと思わずにはいられない。

    あぁ~胸糞悪い。

  • 前半のエログロを耐えて耐えれば中盤からは一気読み。誉田先生の圧倒的な構成力と筆力に今回もノックアウトされました。。。

  • 二度目。人を殺す理由は誰にも理解できるはずがない。ワイドショーで追う真実などたどり着けるわけがないというところに共感。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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