ひめやかな殉情 【イラスト付き】 [慈英×臣シリーズ] (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

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  • 刑事の小山臣が新進気鋭の画家の秀島慈英と4年前から恋人同士で1年前から同棲している。
    しかし自分に→自信の持てない臣。
    そんな2人の前に慈英の大学時代の友人三島が現れ…。

    臣の慈英への思いと抱える悩み、慈英の臣への思いとかもの凄く深く、そこに現れた三島が色々と絡みイライラさせられた。
    臣が見た目を裏切る芯の強さ、男前さがカッコよく。
    慈英の臣への執着で慈英の壊れた部分を知る臣がだけどそれでもこの男が必要だと心から思う所が良かった。
    三島の行動の異常さも慈英にはどうでも良い事(臣を傷付けた事には怒っていたけれど)だったのは驚きましたがそれもやはり慈英だからこそだったと。

    こんなにもお互いがお互いを必要だと思えるって中々ないです。

    SSでは慈英が過去の女性に思いを馳せるけどそこにはもう今の臣への思いしかないと確信している慈英にホッとしました。

    では2作目「しなやかな熱情」(こちらが作品としては1作目になるそうですが刊行順で)へ行きます!

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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