Twelve Y.O. (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ時とは、かなり印象が違うなあ、と感じた。
    それは、実際に沖縄の、しかも名護に移住してきた、という環境もさることながら、社会情勢が当時とはかなり違ってきてるという面も大きい。

    エンタメとアクションの傑作である事は間違いなく、ミリオタにはまさに嬉しすぎるストーリー。
    それは間違いないし、時代が変わっても変わる事は多分ない。
    福井節ともいうべき、登場人物、特に主人公が長く長く心象を連ねるこの独特の文章は、リズムを持って語りかけてくるようで、やはり妙に心地よい。

  • 内容が濃く読むのに疲れたがそんな疲れもお構いなしに後半は一気読みしてしまった。日本とアメリカの政治関係に焦点を置くこの作品は、テーマはもちろん個人的に興味があるのだが、物語としての内容もなかなか良かった。こんなにもメッセージのある冒険小説は今まで読んだことがなかったのでこの作品のファンになった。

著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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