銀河鉄道の夜 ─まんがで読破─ [Kindle]

  • イースト・プレス
3.23
  • (2)
  • (8)
  • (22)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 151
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (188ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原作に無い表現がところどころ追加されているのは疑問。(原作も何パターンかあるようなのでもしかしたら自分が知らないだけかも知れない。)

    むりやり展開に抑揚をつけようとした上でのあのラストはよく分からなかったので、原作を読むことにした。もちろん原作はかなり古いのでそれをそのままマンガにするのは厳しいというのは承知。

    読者に想像させる幻想的な表現が一番の売りなので、マンガ化がそもそも難しい作品だったのかもしれない。

  • 【主張】自分の身を犠牲にして他者に尽くすことが、本当の幸せにつながる
    【書評】銀河鉄道の夜は何度も挑戦したが、何度も挫折した本。1度も読んだことなかったので、漫画で挑戦。ポイントを押さえたストーリー構成で、非常に内容も濃く、読みやすかった。
    溺れたサソリの話は、夏目漱石の吾輩は猫であるのラストシーンを思い浮かべた。
    【気になるフレーズ】
    ・サソリ「ああ、・・・こんなにむなしく命をすてず、どうかこの次にはまことのみんなの幸のために私のからだをおつかいください」
    ・ジョバンニ「カンパネルラ、・・・僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」

  • 小説のほうが想像力を膨らませられるかなぁ。
    しかし読後感は一緒かも。

  • 銀河鉄道の夜って
    こんな話だったのか!
    大まかに理解した。
    文庫をよんで更に理解を深めたい!

  • SFでもあり道徳の本でもある児童書。

  • なんだか脚色が多い。原作の初期版と最終版の要素をミックスしてどっちつかずな中途半端さ。「まんがで読破」はそもそも作家性を出すようなものではないわけで(このシリーズは作画者の名前が出ない)、そんなアレンジは余分なものでしかない。
    「まんがで読破」というシリーズなんだからやるべきことは明らかで、徹底して原作に忠実な作品作りをする、ということのはず。おりじなるな要素を加えるにしても、原作の理解を助ける為のものにとどめるべきだろう。多少味気なくなったとしても、奇をてらわず原作に寄り添えば「まんがで読破」としては充分だ思うのだが。

  • アマゾンセールより。
    これは原作でも読んでみたいかも。
    死後の世界を通して、生きることをイメージさせるって設定の走りなんだろうか。

  • 本当の幸いとは?

    これは私たちが人生のなかで究極的に追い求めることなのかもしれない。銀河鉄道は人生であり、無限に続いていく。
    しかし、本当の幸いのもとにいのちが断たれることもある。何を幸いとするかは、人それぞれで違う。我々はその幸いを、生きることで向き合って見つける。けれどもそれが見つけられるか否かは自分の意思のもとでしか見つけられないということだろうか。

  • 【夢オチ?な作品】
    小説を読むのは、ちょっと難しい。マンガなら読めるかもという人にオススメのシリーズ。
    小説を読んでなくても、読んだ気になれる。
    絵で情報が入ってくるので理解しやすいので有り難い、このまんがで読破シリーズ好きです。

    ただ今回の【銀河鉄道の夜】はちょっとわからなかった。父が居ないことや、働き先でいじめを受けながらも父の帰りを信じて待っているジョバンニ。そんな日々を送っていた彼の目の前に突然 汽車が現れる。

    汽車の中でいろんな人と出逢い、宇宙を知り、夢からさめて、友人が死に、父親が帰ってくる。
    小説で読むと感じかたは違うのかな?
    今回の作品は腑に落ちない感想を持ちました。

  • 銀河鉄道の夜 話の中身、全く知らなかったので、読んでみました。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×