ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの代表作『人間的な、あまりに人間的な』 『善悪の彼岸』 『道徳の系譜』を、ぐうーっとまとめて漫画化し、ストーリー仕立てとなっている。
牧師学校に通う主人公フリッツは悩み多き青年。
周りの期待どおり牧師になるか、音楽の抜群な才能を発揮させて生きていくか?
ストーリーの所々でニーチェの思想が散りばめられているのだけど、展開にマッチしていないような...。
悩みすぎのフリッツの救いの光、癒し系歌姫モニカが登場すると、暗い重い空気が和らぐ。
そのあたりは明暗のめり張りがきいていて良い感じで一気に読んでしまったが、漫画なのに難しかった。