君がオヤジになる前に [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 予想はしてたけどやはり尖ってる。これぞ嫌われる勇気。他人からどう思われるかとか一切忖度せずに書いてる様に思う(多少のかっこつけはあるだろうけど)。
    この考え方が好きか嫌いか、合う合わないはとにかく、世の中にはある様々な考え方には触れておいた方がいい。そういう意味で読んだ甲斐があった。まぁおそらくはゴーストライターが書いてるんじゃなかろうか。

  • 各章ごとにペルソナというのか、モデルケースの人物像が設定されている。それらが持つであろう悩みが提示され、そこに対する意見がつらつらと書かれている。要約すると世論に流されず自分の頭で考えて動け、に集約される気がする。章ごとにペルソナが変わり、職種等々が異なるので、本を通して一貫性が無くなっている。基本的に言いたいことが先に来て、あとから当てはめた感がある。世間一般とは違うベクトルが欲しい時に読むといいと思う。

    25歳の君へ
    Case1 起業という選択
    Case2 本当の働き盛り
    Case3 趣味と仕事の境界
    28歳の君へ
    Case4 結婚と保険と
    Case5 「待つ」という言い訳
    Case6 マイナス感情の克服
    32歳の君へ
    Case7 クリエイティビティとは
    Case8 人脈とスキル
    Case9 情報を得ることの意味
    35歳の君へ Case10 利益を生む経営
    Case11 友人と包容力38歳の僕へ
    Case12 充実した人生の定義

  • ホリエモンの8年ほど前の作品。読んでみてもともとあった思考がシャープにまとまって多動力というワードにつながっていってるんだなと感じた。包容力に対しての考え方は今はどうなったのか興味あり。とにかく思考し続けて情報を得続ける。

  • 僕自身が堀江さんと性格が似ているところがあると思ったので、経営の参考になればと思って読んだ。(会社の希望は数十分の1だが)

    ・堀江氏に取って優秀な部下の基準は、僕の代わりに仕事してくれるかどうか
    ・社員を育てるという発想よりも、会社で育つ人間は勝手に育つ。
    ・部下に対して情で接していればよかった。でもできない。
    ・間接部門という考えが嫌い。社内でも自販機とコンビニおいて、利益を出す。アスクルでカップ麺を買った社員への怒り。経費をどれだけ削るか。
    ・トヨタの奥田元会長と会った時の衝撃。「包容力」が実は大事なのではないかと悩み始めた。
    ・離婚の時は悲しかった。でも自己否定をとことん繰り返し、それを突破する。ライブドア事件も同じ。苦しくても人間関係を全て新しくして、ロケット事業に打ち込む。

  • ホリエモンが38歳のときの著書。
    20代後半から30代前半の読者層に向けて、「オヤジ」(年齢によらず、人生をより良くしようとする思考が停止してしまった人)にならないための対策について説いた内容。

    巻末の、漫画家・福本伸行との対談が面白い。

    以下メモ。

    ネットの普及でアイデアは無価値になった。重要なのは実行力。

    "海外企業の一線級のビジネスマンは、日本人にパーフェクトな英語スキルを求めてなんかいない。お金を生むビジネスの才能を持っている人間と組みたいわけで、直接会話できるかどうかなんて、どうだっていいのだ。"

    福本:世界有数の福祉国家フィンランドの人々を見て、「成功してやろう」という覇気が感じられなかった。福祉が整っているのは素晴らしいけど、あの気の抜けた雰囲気はちょっとどうだろう。

  • 将来への不満を抱く『君』との問答、自問自答による一冊

    情報を集めること、思考を埋めることでしか不安は拭えない。思考停止こそがオヤジ化への最初の一歩。自問自答を通して『ゆとり』側の経営者の才能の分配による何の見返りやトレードオフについて疑問を提起して、著者自身の今後のテーマとした。

  • チェック項目7箇所。初めに断っておくが、僕が本書で定義する「オヤジ」とは、年齢的なものではない、あらゆること――家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで――を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ。先に言っておこう、週末起業はお勧めしない、成功するかどうか以前に、中途半端な起業は、得るものがないのだ。起業のコツは、「他人のマネをするな!」とビジネス書にうるさいほど書いてあるけど、そんなことはない、マネから始めても成功する人は、成功する、僕が言いたいのは、スタートは模倣でいいけれど、自分の思考を止める危険があるから、安心は捨てるべきということだ。何を転機にするかは当人次第だが、結婚や起業で何かが変わると考えていること自体、まだ「そこそこ」で立ち止まっていることの証左だ。いま保険に入っている人は、誰かの賭けの対象にされていることだ、君はいま、他人が喜ぶギャンブルのために、毎月いくらかのお金を、何十年も払い続けようとしているんだ。一家の大黒柱を失っても、きちんと手続きすれば残った家族は生活保護を受けることができる、生活保護受給者の暮らしは、昔ほど悲惨ではない、文化的な生活は必ず国が保障してくれる、子どもを何人か養っていく仕事だって、探せばあるはずだ、少なくとも家族全員が飢えて路頭に迷うことは、現実的にあり得ない。残念ながら、トラブルやミスはなくならない、なぜなら、ヒューマンエラーは必ず起きるからだ、ヒューマンエラーをゼロにするより、ヒューマンエラーを前提にしたトラブル回避システムを作る方が、効率はいい。

  • ・一番の仕事盛りは20代。20代でつくった基盤で後は食って行く。そのために仕事、恋愛、色々やれ。
    ・タクシーに平気でのれるくらい時給をアップさせろ。
    ・寂しさへの耐用力が弱いから家族、友達によりすがって現状から抜け出せない。
    ・一番割を食らうのは少し頭のいい奴。色々見えてしまうからリスクがとれない。ちょっと馬鹿な奴のほうが大きく出れて成功する。

  • 初めて堀江さんの著書を読みました。なぜか敬遠していたのでしょうか。

    読んでみるとすごくクレバーでよく物事を考えているなというのが第一印象でした。主張していることがはっきりしているから、敵を作りやすいのかもしれないけど、言っていることは大方同意します。

    本書で言われるオヤジというのは、年齢的なものではなく、安定を求めてあるいはもうすでに安定した世界にいて思考停止に陥ってしまった人のことを指します。私も少なからず当てはまるところがあったので、いい刺激になりました。

    本書からはとにかく自分の頭で考えること、ワクワクする自分をいつまででも持っていたいということを学びました。

  • 何冊か堀江さんの本を読んだけど、いつもと同じ一貫した主張が書かれている。
    ・思考停止しないこと。常に考え続けていれば悩みとか不安もなくなる。
    ・情報のシャワーを浴びることが大事
    ・たくさんアイディアを出せることはすごくない。それらをうまく実行できることがすごい
    ・生命保険には入るな
    ・結婚してもいいことは少ない

    本書では特に仲間の存在意義とか切り捨てることについて多く書かれている。堀江さんはこれまで常に全力で突っ走ってきて、成長する度に、ついて来れない仲間(全員)を切り捨ててきた。しかし目標を同じ仲間と一緒に追い続けることや、バンドでフロントマンが他のメンバーを食わせてるように他の人に自分の時間と才能を分け与えることにも価値を見出していると書かれている。
    今現在の考えはどうなんだろうか。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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