銃・病原菌・鉄 下巻 [Kindle]

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  • 「なぜ、地球上には、多くのものを持っている国と、そうでない国があるのか」という問いに答える本。表題から、銃・病原菌・鉄によって、欧米人が世界を征服していく話かと思っていたが、それだけではなかった。人類が類人猿から進化したところから話が始まる。その後、各地に散らばった人類が、それぞれどのように発展してきたのかを考察する壮大な物語であった。銃・病原菌・鉄以外にも、食糧生産や文字などについても、わかりやすく書かれている。その過程で失われていった文化や言語についてはもったいないと思う。(文化については、奴隷制のように悪いものもあるので、一概には言えない。)文字については、少し前に「まほうのほね」を読んで甲骨文字に触れ、東京国立博物館の「古代メキシコ」展でマヤ文字を、「東洋文庫ミュージアムの「東洋の医・健・美」展で占いに使われた甲骨片を見て、最近はずいぶん古代文字に縁があって面白い。

  • 上巻が面白すぎたせいか、下巻がやや冗長に感じてしまった。人類史の勉強になりました。

  • 「エピローグ」のところが一番面白く読むことができる。自然科学から入って、言語学や歴史学にも通じていると言う特異な経歴を持つ筆者だからこそ書ける本、発信できるメッセージだと、最後まで読むと実感できた。「各地における自然環境と、そこから発生した食物獲得の方法から出発して人類史を読み取る」という、おそらくかつて存在しなかった試み(筆者以外に試せる人がいるとも思えない)であるという点だけをとっても、十分に読む価値のある本だった。せっかく学術書ではなく一般書として、わざわざ読みやすいように書いてくれてるわけだし。

  • オーディブル向きな内容ではないのだなあと、聞き終わってから思った。
    この本は、以前読んだことがあり、かなりの感銘を受けた記憶があったのだが、オーディブルで朗読として触れると、なんだか妙に上滑りするところがあった。
    視覚と聴覚では、受け止める感覚がどうにも違うらしい。
    オーディブルに向いているかどうかを見極める目を、この場合は耳をだろうか、これから育む必要がある。そんな気がした。

  • なぜ欧米人が主導権を握れたのか?

    周りに家畜化や栽培可能な野生動植物が多様にあったこと。
    それにより、食料生産、定住がはやくに起こる。
    食糧生産により余剰作物の貯蓄が可能となり、それが非生産者階級の専門職を養うゆとりを生み出す。
    これにより科学技術や政治体制が発展する。
    人種による優劣はない。
    上巻までと同じ主張を繰り返しているだけですね。

    それでは同じく恵まれた条件の中国が覇権を握れなかったのはなぜか?
    1450年当時、中国が征服者に最も近い位置にいた。
    筆者は、中国が政治的に統一されていることが覇権を握れなかった原因だとしている。
    艦隊派遣の廃止など、トップの誤った判断により国家が後退させていったのです。

    欧州は政治的に統一されていないことが、良い方向に働いたと述べています。

  • 壮大。エピローグがすごく大事だと思いました。ケースの方が考えやすいが抽象度が高いことによって見えるものがあることも事実。そのことに気づかされました。確かにユーラシア大陸は東西に長い。

  • チェロキー文字とハングル文字の話がすごくおもしろかった
    インドネシアからマダガスカルに移ってきた人たちもすごい そういう地図もないのに新天地に向かうのって船が沈んでダメだった人のほうが多そうとか考えてしまう 前の巻で紀元前何千年とかに地中海から東に出た舟(樽みたいな舟だったらしい)はどこにもたどり着けなかったとサラッと書かれてたし こわすぎ

  • ヨーロッパ中心ではない観点で歴史を整理し直しているのがとてもよい。

  • 観察や研究、科学の進歩が、理不尽な差別意識をそぎ落とすことに如何に貢献できるかを知ることができました。
    自分としても、今、世界でこのような格差が生じている原因が、心のどこかで人種的な優劣を感じてしまっていたのですが(日本人は細かい作業が得意、など)、それらを丹念な歴史研究、考察により、今この状況がなるべくしてなったものだという理由を、主に地理や環境によって説明され、世界の見方が変わったように思います。

    …ただ、長い笑。もしかしたら翻訳のまずさもあるかもしれませんが、やたら回りくどい表現があったり、各章で重なる部分もあったり、
    その辺りの文章をすっきりまとめると、半分とは云わず、3分の2ほどの文量になったような気はしました笑

  • オーディブルで読了。
    結局白人が世界で覇権を取ったのは環境ガチャで良い大陸を引いたからであり、そして何万年も前の環境ガチャの影響は未だに世界に残り続けているという凄まじい結論。

  • 下巻

  • なぜ、人類の文明の発展に地域差が発生し、世界の富や勢力の偏在に至ったのか、さまざまな視点や学問で解明していきます。たくさんの事例とともにとても詳しく解説されています。

    2000年頃の著書なので、日本の半導体が世界を席巻していたり、中国が発展途上だったりします。何千年もかかって発生した地域差が、現代では数十年でひっくり返るんですね。

  •  世界各地の文明と文字について。発明された技術やその伝播について。小さな平等な社会,血縁集団から部族社会へ,首長社会へ,国家への広がり。食糧生産と集権化。外圧と制服。オーストラリア大陸とニューギニアの特異性。中国という国の特徴。台湾から南太平洋に,マダガスカルに広がっていったオーストロネシア人のこと。アメリカ先住民やアフリカ先住民の文化とヨーロッパの衝突について。そして最後には歴史に影響を与える個人について,科学的に見る人類史について。
     上巻で再三語られた内容が繰り返されて冗長に感じる部分も多かったが,興味深い内容だった。世界各地に住む知らない人種の人たちについて多少なりとも理解が広がったと思う。

  • 壮大な本だった。西欧人が近代に一歩抜きん出た理由について、軍事力の差とかの直接的な要因から原因と結果の連鎖を遡っていく本。最終的に地理という人間には操作できないものに着目するのは、地政学とかにも似てる気がする。

  • なぜ人間は、5大陸で進む道が異なっていったのか、生物学や言語学などの観点で説明される。
    圧倒的な知識見分から論ぜられる分析は、人文学的な解釈(共同幻想)が多い「サピエンス全史」を上回る根拠を感じる。
    ちなみに、ひろゆきが選ぶ人生ベスト1が当著「銃・病原菌・鉄」。

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    一部の人種が今では圧倒的に優位になったのは、地形や動植物相を含めた「環境」差である。
    たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。
    だが、これは外の世界では通用しない。

    他文明を征服できるような技術が発達する条件は、定住生活にある。
    植物栽培や家畜の飼育(栽培化・家畜化しやすい野生種はユーラシア大陸に偏在)で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。

    生産物の管理のために、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。
    東西に長く大きなユーラシア大陸は人口が多く、競合する社会の数も多かったため、技術の発明や改良に有利。
    地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されてきた。

    また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。
    遊牧民と違い、人口稠密。

    南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。
    ----------------
    結局は、人口増加の要因があり、実際に爆発的に人口増加された地域が文明が大進化、変化するタイミング。
    移住・順応・人口増加のサイクルこそが「大躍進」への淘汰の過程そのものであり、発展の礎である。
    ----------------
    最終的に著者、人種による生物学的な優劣は存在しないとしている。
    過去500年間、世界を支配したのがヨーロッパ人であったのは、ヨーロッパ人が生物学的に優れていたわけではなく、単に地理学的要因に過ぎない。

  • 人類の発達と進化を事実を基に論証しており、説得力がある。人類の進化を環境依存の文脈で語られているのが納得感が高い。

  • 現在の世界がどのような経緯で今のような世界になっているかを、歴史上の発見を組み合わせて壮大な仮説を組み立て説明している。著者によると、世界各地で発展の歴史が異なるのは、人々の生物学上の差異によるものではなく、地理的要因に基づく、食料生産・文字の発達・病原菌への耐性が大きな要因となっている、とされている。

    本書で感銘を受けた部分は、著者が様々な角度から問いを想定し、それに対して綿密な調査を積み上げて仮説を構築しているところ。また人類の発展の歴史を、これだけ俯瞰してまとめている本は他に無いのではと感じた。ストーリーも一般の読者にわかりやすい平易な言葉で書かれており、どの地域・どの時代の話にも引き込まれてその時代に生きて天から見ているような感覚を起こさせるようなわかりやすい語り口であった。

  • Amazonオーディブルにて。
    上巻でも感じたことだけど、各章で挙げられる問いかけ設定の観点が良かった。
    問いかけに対して丁寧に事例をあげて仮説を立てていくのもわかりやすかった。(事例説明が丁寧すぎて読み飛ばしたい部分もちょっとあったが)

    ニューギニアやアフリカの話は地図上の理解が追いつかず、オーディブルではちょっと辛かった。

  • 特に面白かったのは、オーストラリアとニューギニアの部分。

    また、ユーラシアがアフリカや南北アメリカに対して優位に立ったのは、ユーラシアが東西に長い一方、アフリカや南北アメリカは「南北に長いため、それが技術や文化の伝達を妨げた」というシンプルな仮説は全く思い至ったことがなかった。

  • ・一気に読み終わった。最後のまとめがとてもわかりやすく、興味のある部分だけ読みたい方には、このまとめを読むことをおすすめしたい。私自身飛ばし読みしたのだが、きっちり読めば、もっと深い洞察が得られる気がする。
    ・現代に通ずる思考の種が得られる。情報の重要性、食料確保の寄与、動物と人間の関わりとその影響、祖先がたどった道。わたしたちが、いかに自分たちを特別と思っているかにはっとさせられる瞬間が多々あり、恥ずかしくもあり、開眼的な解放感もある。

  • 非常に読みやすく主張もはっきりとした良著でした。
    やけに地理的要因にこだわるなと思っていたものの、今でこそ人間の成長にあたっては、地理的・文化的・家庭経済的な多様な影響を受けるが、人類の誕生初期にはそんなはずはないのである。必要に迫られてグレートジャーニーは始まったし、地理的な環境が幸いして家畜や農耕を始めることができたし、その結果、病原菌に対する抵抗力を手に入れることができた。また、定住生活により人口を拡大することができ、相対的に発見や発明の機会が多くなったのはユーラシア大陸・特に農耕に適し、小国が林立したヨーロッパであった。そこでは、必要に迫られて文字や銃火器も発明されるに至った。
    共通の祖先から出発している人間の初期状態においては、人間の「進化」に影響するパラメーターは地理的環境のみである。その事実を、多様な状況証拠から帰納的に帰結させた著者の力量は甚だしい。

    プロローグでは、大陸間で大きく異なる、人間社会の展開に影響をあたえうる環境上の要因を4つにまとめている。
    1.栽培化や家畜化の候補となりうる動植物種の分布状況が大陸によって異なっていた。
    2.伝播や拡散の速度は、大陸が東西方向・南北方向のどちらに大きく伸びるかによって異なっていた。
    3.大陸相互の距離が、大陸間の伝播や拡散の速度に影響を与えた。
    4.大陸の大きさや総人口の違いにより、発明する人間や競合する社会の数が異なった。

    1997年に刊行された書籍。もっと早く読んでおけばよかった。

  • 言語の発生、広がりとか、地理的な影響とか、納得するし、知識として面白い!

  • ようやく読んだ。既に散々要点の書かれている本書であるが、要点だけ読むのと、自分で全部読むのとではやはり異なる。そもそもタイトルからして本書は要約である。ユーラシア大陸人が他の大陸を侵略できた要因が本書のタイトルともなっている銃・病原菌・鉄だ。

    銃や砲は簡単に遠距離の敵を倒せるだけではなく、大きな音による威嚇効果により、先住民の虐殺を容易にした。天然痘をはじめとする病原菌についてはユーラシア大陸人は耐性を持っていた一方で、南北アメリカやオーストラリア人は耐性を持っていなかった。それゆえに、多くの先住民族社会は人口を大きく減らすか、滅亡した。最後に鉄は、石器や骨器に比べて圧倒的に攻守の両方で性能が高かった。

    では、なぜこれらの要素はユーラシア大陸人ばかりが持ち、アボリジニやネイティブアメリカンは何も持たずに15世紀を迎えたのだろうか。この問いが様々な例をもって丁寧に論じられていく。

    結論は有名な通り、食糧生産と家畜化可能な大型動物の存在、そして陸塊の広がる方向である。狩猟採集社会と農耕社会では、一般に後者のほうが単位面積あたりの獲得カロリーは大きい。その結果、余剰生産物が生まれ社会が階層化する。階層化した社会では職人や兵士、官僚といった人間を養うことができるため、技術が発展しやすい。

    家畜化可能な動物は軍事、農耕の両面で大きな役割を果たす。これも直感的だ。しかし、陸塊の広がる方向というのは直感的ではない。読む前は謎だったのだが、答えは簡単で、南北の移動では気候や日照時間が大きく変わるが東西の移動では気候や日照時間に大きな差が生まれないことが多いため、農作物の伝播がしやすいのだ。

    農作物が伝播すれば、階層化した社会が多く生まれる。その結果、交易や戦争を通して技術革新が生まれやすくなる。この確率の差が積み重なった結果が15世紀以降、ヨーロッパ人が新大陸で尽くした暴虐である。

    そして、大事なのはあくまで「確率」だということだ。余剰生産物も文字もない社会では、天才が生まれてもその技術は後世に伝わらない場合が多い。しかし余剰生産物があり文字がある社会では、技術は継承でき、発展しうる。ミクロで見れば環境決定論は否定されなければならないが、マクロに見れば環境の影響は大きいのだ。

  • おもしろかった。

    問いの立て方がなるほどなーって思った。AはBだったが、それは何故か。逆ではなかった理由は?

    大陸の伸びてる方向、地形、気候、生態系が、他の地域との最初の一歩と、そこからの歩み続ける速度の差をもたらし、今に至る地域の差になった。というのが、学校で習う世界史とは全く違った描き方で、感心しきり。

    まあでも、訳者解説、前書、エピローグ、後書、興味を惹いた各章の順に読めばよかった。

  • 新しい人類史観。白人至上主義者必読の書。「歴史は、民族によって異なる経路をたどったが、それは居住環境の差異によるものであって、民族間の生物学的な差異によるものではない。」

  • 今から700万年前にアフリカ大陸に誕生した人類が地球上のあらゆる地域に居住地域を広げ現在の在りように至る過程で起きた事象。
    文明の偏在と大陸間格差、その結果として、西ユーラシア大陸(欧州)の白色人種が、南北アメリカ、オセアニア、南アフリカを「征服」し、原住民を追いやったという事実がもたらされた要因はどこにあるのか。
    この疑問に対する答えを探っていく。

    「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。」
    それが著者が出した答えです。

    大著でたいへんな読み応えではありますが、短くまとめてしまえば非常にシンプルなロジックが繰り返されているだけとも言えます。
    そういう意味ではいささか冗長な感じは否めませんが。

    ここで言われている「環境の差異」とは、
    ・栽培化や家畜化の候補となり得る動植物種の分布状況
    ・地形と気候、大陸の広がりが東西方向か南北方向か(文化や技術の伝播のしやすさ)
    といった事項です。

    何よりポイントなのは「食料生産を始めることができたかどうか」。
    そのために動植物種の分布状況や地形や気候が決定的に重要なファクターとなります。

    で、食料生産を始めることで余剰生産力が生まれる。
    余剰生産力が生まれることで、文字や技術を発達させる人材を養ったり、より高度に文化した社会構造を構築したりすることができ、技術力や軍事力を高めることが可能となる。

    また、家畜を飼うことは食料生産力を高めるだけでなく、家畜由来の伝染病への免疫を持つことに繋がり、また輸送力や軍事力を向上させることにもなる。

    こららの条件の違いが、征服する側と征服される側を隔てる大きな分水嶺になった。
    よく知られているようにインカやマヤが滅びたのは軍事的に駆逐されただけではなく、西洋人が持ち込んだ伝染病で全滅したからなのです。

    違ったのは環境であり、人種間に優劣はない、という点ではリベラルな立ち位置と言えるのかもしれませんが、こういう価値中立的な視点で整理していく切り口は個人的には好みではあります。

    個別のトピックとして、興味深く感じたものを以下に挙げておきます。

    (遺伝と食料生産)
    ・人間が食料として栽培するのに都合のよい形質を持った突然変異種(例えば種子がはじけてばら撒かれる仕掛けを持たない個体など)の個体を採集し続けることにより、その形質が遺伝した種を栽培種の原種とすることができた。
    ・中東の肥沃三角地帯では、自殖性植物(他家受粉で有用な特性が一代限りで終わることがない)の割合が高かったことが栽培種の遺伝をコントロールのしやすかった。

    (発明の本質)
    ・功績が認められている発明家とは、必要な技術を社会がちょうど受け容れられるようになったタイミングで、既存の技術を(たまたま運よく)改良して提供できた人のことだと言うこともできる。
    ・人類の科学技術史とは自己触媒のプロセスである。伝播することにより改良が加えられ発達する。発明の伝播は発明自体よりも潜在的に重要なのである。

    (中国の特殊性)
    ・中国では、地域の地理的結びつきが強すぎたがために却って、一人の支配者の決定が全国の技術革新の流れを止めてしまうことがしばしば起こった。これは、権力が常に分裂状態にあったヨーロッパで競争原理が働いたことと対照的である。

  • 人類史1万3000年について、なぜ、文明の発達の地域差があるのか、なぜ、どのようにして、ヨーロッパ文明が世界を制覇するにいたったのかについて、文明論的

  • こうした非生産的な工夫がなぜ施されたかというと、当時のタイプライターは、隣接キーをつづけざまに打つと、キーがからまってしまったからである。そこでタイプライターの製造業者は、タイピストの指の動きを遅くしなければならなかった

    キーボード配置の話、標準化の本で目にしました。片仮名で書くとクウェーティー配列、生まれた時からこれなので違和感ありません。

    ただ、最近はスマホのフリックが台頭してきました。将来は職場でもフリックがデフォルトになったりして。IT音痴と言われないために、技術進歩から取り残されないように、今のうちから練習しておきたいと思います。

    そもそもクウェーティー配列のタイピングもあまり上手ではない気がしますので、多少時間のある今、こちらの入力も練習しようと思います。

  • とても厚い上下巻で、中々読み進むのも大変な内容でした。

  • サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を「これを読んでいれば数学を学ぶのが楽しかったのに」という本だとすれば、これはその社会版だと思った。

    この本は、学生時代にまったく興味のなかった社会の授業の奥底には、こんなにも興味深い世界が広がっているということを教えてくれた。

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著者プロフィール

1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。著書に『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞。『文明崩壊:滅亡と存続の命運をわけるもの』(以上、草思社)など著書多数。

「2018年 『歴史は実験できるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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