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感想・レビュー・書評
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愛読書は太宰治の「人間失格」なのだけどそれを正直に言うと厄介だと思われそうな相手によく「赤毛のアン」って言ってる!L.Mモンゴメリが紡ぐ言葉の美しさを原語のまま受け取りたいと思って英語の勉強を頑張っていたのが中学生時代。(途中で諦めた)そんな私と英語の思い出の根幹にあるモンゴメリの作品は、村岡さんの翻訳が一番好きです。あ、いつぞやの朝ドラ「花子とアン」の花子さんよ!そばかすと茶髪がコンプレックスだった幼い頃、母がよくアンみたいで可愛いじゃないと言ってくれて、感情の起伏が激しいところもそっくりだと、よ<自分とアンを重ね合わせました。久しぶりに読んだら、まじクレイジーガールすぎてついていけなかったわ、私も大人になったなぁ。優しい表現に溢れて、めちゃくちゃ心地よい、大好きだ。
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赤毛のアンの自由奔放な生活とマシューとの関わり方がとても人間味溢れる物語であった。
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オーディブルで本を聞きまくっています
100分で名著でマシューのアンに対する接し方(堅物なのだけれども誠実な姿)が今の年配者の若者に対する接し方・・というコメントを聞いて聞き始めました。名作だけど確かに女の子が読む本だと思ってまだ読んでいませんでした。
初老の男性マシューカスバ―トは、”そうよのう””そうかもしれんな”といいつつ黙って話を聞く、それが楽しみ。そしてハフプリーズの袖の服をかったり、そして農作業で働きながらばったり死ぬ。そんな老人になりたいと思った。
目の前の幸せを幸せと思い、通常生活をしながらばったり死ぬ。そんな人にあこがれた。
テンポが速くわくわくさも今の小説に劣らない。私と同じような男性にもおすすめしたい本です。 -
赤毛であることがアンのコンプレックスだったけれど、それも含めて愛してくれる家族のあたたかさを感じた。
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赤毛のアンと若草物語好きなやつは大体友達
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子供も読める文学の名作。
孤児院から老兄妹引き取られた主人公アン。働き手の男子が欲しかったのに手違いで女子が家に来てしまった。「話と違うじゃねぇか」というところだが、空想力から来るアンのマシンガントークに徐々に家の欠かせない一員になっていることに気付く。
続編もあるが、本編は育ての親の不幸で終わる。盲目になってしまった恩人の近くにいたいた願うアンは、目の敵としていた少年から思わぬ形で厚意を受け可能となる。
God’s in his heaven, all’s right with the worldのエンディングのセリフである。 -
アンは頭もいいし孤児院出身には見えないほどしたたかでまっすぐな子だが、癇癪を起こしてたいへんな事件をおこしてしまったり得意の想像が悪い方向にはたらいてしまったりするように、うまく長所が活かせない場面がある。そういうときどのようにしてアンが成長していったのか、ライバルのギルバートや親友のダイアナ、その他の大人たちとどのような関係を築いてどんな過程を経て心を通わせていったのか、成長を見ながら自分の生き方を考えるようになってほしい