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感想・レビュー・書評
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楊志の登場から、晁蓋たちの生辰鋼奪取まで。
美麗(としか言いようがない)なイラストもあいまって、どのキャラクターも素晴らしく魅力的。
杜遷や宋万にもちゃんと見せ場があるし、この段階で盧俊義、燕青が登場してるのも良い。公孫勝や劉唐の一筋縄で行かない感じも面白い。
生辰鋼奪取のスリリングな駆け引きが最高に盛り上がった。
次は武十回か。楽しみすぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第二巻「北斗之党」
梁山泊に落ち延びた元八十万禁軍槍棒師範“豹子頭”林冲は、入山を賭け、流浪の剣客“青面獣”楊志と死闘を演じる。楊志は梁山泊入りの誘いを断り、復官の夢を抱いて東京へ向かうが、楊家伝来の宝・吹毛剣を巡る争いから街の無頼漢を殺してしまい、やむなく北京へと逃亡する。北京の御前試合で腕を認められた楊志は、名を偽って仕官を果たし、十万貫の財宝を東京へ運ぶという大任を与えられた。風来の情報屋“赤髪鬼”劉唐は、東渓村の保正、“托塔天王”晁蓋に十万貫強奪のはかりごとをもちかける。“智多星”呉用、阮氏三雄、そして“入雲龍”公孫勝ら、次々と晁蓋のもとに集う七人の男たち──“北斗の党”。財宝を巡る“北斗の党”、北京軍、梁山泊の三つ巴の戦いの火蓋は切られた。しかし、十万貫を“智取”した“北斗の党”も、密告により官軍に追われる身となり梁山泊に渡るが、首領“白衣秀士”王倫は、その狭量ゆえ彼らの入山を拒むのであった。官軍との激しい攻防戦の後、梁山泊の未来を憂える林冲は、意を決して王倫を斬る。晁蓋を新たな首領に戴いた梁山泊は、ここに盗賊の巣窟から、綺羅星のごとき男たちが集まる無頼の砦へと変貌を遂げるのであった。