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感想・レビュー・書評
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面白かった。
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今まで恋愛ものの小説に関心がなく、
唯川恵先生の作品は初めて読みました。
個人的にすごく好きでした!
登場人物がわたし自身と同じ年齢設定なこともあり、
共感できたり、自分と重ねたり、考え混んだり、、、
とても面白かったです。
これから先生の小説をどんどん読んでいこうと思います。
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大好きな小説。
今まで3回読んで、3回とも好きだなって思った -
女は、女であるということで、既に共犯者だ
我慢なんて少しも自分を幸せにしてくれない
ひとりの食事は、食べ方を下品にする
本当はみんな知っているはずだ。わがままを通す方が、我慢よりずっと難しいということを。だからみんな我慢の方を選ぶ。それは、楽して相手に好かれようと思っているからだ。聞き分けのいい女なんて一番の曲者だ。心の中を我慢でいっぱいにして、そのことに不満を持ちながらも「我慢と引き換えに得られるもの」のことばかり考えている。るり子は常々心に誓っている。どんなに落ちぶれても、我慢頼り女にだけは絶対にならないでおこうと。
女にはふたつの種類がある。自分が女であることを武器にする女か、自分が女であることを弱点に思う女か。このふたつの女はまったくちがう生き物だ。
とてつもなくいい小説だった。
我慢が大嫌いな鮫科の女るり子
クールで理屈屋な萌
ふたりの女としての生き方に惚れ惚れする
女にどう思われたって構わない、るり子は勿論、うさぎの死体を処理している萌にクラスの男子がお前ゾンビだろと揶揄した時そいつをビンタして「ふん、臆病者が」と言い放つ萌も素敵。
萌の「結婚してる男とは先がないから安心する」とか「男が去る時心のどこかで安心する」って分かる気がする。自分がそうじゃなく、そう感じる気持ちが。
所々に挟まれる飯テロもたまらん。居酒屋飯やクリームパスタたべたくなるぅ!
文ちゃんも素敵。こんなオカマ友達欲しい。一番好きな登場人物。
梨の筆を持つ女、この小説を産んでくれてありがとう
解説:江國香織
正しい著者は、小説において説教している暇はないはずだ、と固く信じている私はまた、正しい読者は、小説において説教されている暇はない、ということも固く信じている。一冊の小説の中には時間が流れている。 -
最後の最後で女友達っていいなと思えた。いざというときにさらっと助けてくれる。
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おもしろい、最後が思いもかけず甘い。現実直視できるのかな?未婚の母の苦労は生まれる前の陶酔感だけでは超えるのが大変、そのときはまた現実に合った男探しかな?最後少しがっかり。
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まったく異なる性格の萌とるり子。
だけど、2人とも清々しいくらい 自分に正直で
読んでいて楽しく、2人の考えやセリフに
女の格言的な表現もあり、思わず頷いてしまう部分も。
幸せを掴む為に模索し、いろんな男性たちが
登場するけれど、最終的に2人に似合うラストに
落ち着いた感じがします。
個人的には崇くんのラストシーンで、関係が進展するのも期待しましたが、そうならないのが
唯川作品ですよね〜。
何作か読んだ唯川作品ですが、いつもと作風が違って表現も一風変わった部分もあり 面白く
スカッとさせてくれる読了感でした。 -
私の今までの頭の中が
すべて逆転して
晴れやかな気分♡
出てくる皆んなが
とても良い!!
こんな現実があったら楽しいのに!
読んで良かった作品♡
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2人の女性の生き方や考え方がどう絡んで行くのかを楽しめたが、女性作家らしく話のスケールが小さくワクワク感はなかった。