- Amazon.co.jp ・電子書籍 (205ページ)
感想・レビュー・書評
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ヤフー=大企業の中でみんながそれぞれの興味あることを楽しくやっている
グーグル=時価総額20兆円のベンチャー企業。楽しんでやっている人が集まって大企業(5000人だが)になっている
というイメージ。
この本の感想のひとつにグーグル礼賛に対するYes/Noがあると思うが、オレはYes。上記のようなブランドイメージがあるので。ネットへの信仰、ネットが世界を良い方向へ変える、というのも青臭くていい(笑)。でもMacは世界を変えただろ?
グーグルの革新性は非常におもしろい。ネット、Web2.0についてこれまで雑多に詰め込んできた情報が、デフラグされてすっきりしていく感じ。自分でこの整理が出来たらスッキリ感100倍だったろうなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「学習の高速道路」
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2007年07月02日 16:56
この本を読むと、インターネットやITの世界って、
まだまだ終わりじゃないんだろうかと思わさせられる。
Web2.0という言葉の出現によって、これからという印象を強く受けた。
さて、「あちら側」「こちら側」という言葉が、とても印象に残った。
これからは、「あちら側」 つまり、インターネット上で何でもやってしまうようになるということ。
これを読んで僕も、メールは「あちら側」に置くことにした。(Gmailを使用)
セキュリティ上の問題、ネットにつなげられないと困るなどあるが、
とてもいい感じだと思う。
本の内容としては、筆者は初心者に読んでほしいと説いているが、
初心者が読むのには、ちょっと難しいんじゃないかと思う。
また、GoogleAdsenseによって、貧しい国の人たちが収入を得ているという話には驚かされた。
パソコンとネット環境があるのが前提だが、本当にそんなことがあるのだろうか。
ちなみに、GoogleAdsenseとは、このブログの左サイドバーにある広告のことです。
日本ではあれだけど、物価が安い国なんかは高収入になると思われます。 -
久しぶりに読み返したけれど、全く色褪せていない名著。
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振り返ると、いろいろと示唆に富む。
このころ信じて、アマゾンやGoogleの株を買っていたら、今頃は。。単純にあのとき買っていたら今●倍です、とかいう話しではなく、GoogleやAmazonの可能性を十分感じていたにも関わらず飛び込めなかったというのはもったいないことだ。
デリシャスとかRSSとか、まったくはやらなかったものもあるし、はてななんてこのときすごい可能性がある会社のように書かれていたけど、まったくだった。
このころはYoutubeもFacebookもほとんど影がない状態、時代の変化おそるべし、
P133 ヤフーや楽天は、孤島の魅力を高めるだけの今のやり方を改めて、「サービスであると同時にPFでもある」Web 2.0化を遂行し、島野至とこrに誰もが勝手に港を作ったり橋をかけたりする自由を担保するような大政策転換をはたさなければならないのである。
P159 既存メディアの権威のもとで秩序が素晴らしい点は、表現者として認知されれば「飯が食える」というルールがそれ内に確率していることだ。新しくできるかもしれない秩序では、表現者に金が落ちてくる気配が薄い。「飯が食える」雰囲気があまりない。
⇒ここはだいぶ変わりましたね。むしろ逆転した感もある。
P193 これからもずっと、「コストゼロ」で「そこそこ」の信頼性で進化を続ける百貨時点を「グットイナフ」と考える人と考えない人がいるだろう。問題は、その比率がどう動いていくかにある。
P210 「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています。」
P233 日本という国は「いったん属した組織を一度も辞めたことのない人たち」ばかりの発送で支配されている国であるということを再発見した。
⇒ここも、だいぶ変わったな。それはいいことだ。
でも、いまだに一部大企業や公務員・政治家など、全くその通りなわけで、日本がアップデートされることを阻害しているとしか思えない
P237 でも「34歳だった私」は、渡米したとき、そんなことはなにも知らなかった。いや「知らなかった:わけではないが、「自分のことではなかろう」と考えられるだけの「勢い」があった。一言でいえば、客観的でなかったのである。
34歳のとき、もっとモノをよく知っていて、もっと客観的で、それうえ「もう少し力をつけてからでも遅くない。。。」」なんて考えて、冒険しなかったらと思うと、ぞっとする。モノが見えてなくてよかった。今こころからそう思うのだ。 -
2007年02月01日 11:44
遅ればせながら、昨年の話題作を読みました
本書は大きく以下の三つを語っています
・インターネットの可能性
・グーグルという会社の可能性
・梅田氏のPhilosophy
漠然と「すごい」ということしか知らなかったグーグルという会社の企業像を垣間見ることが出来、世界中の情報を整理していくという構想に感銘を受ける
Best&Brightestな人材ばかりを集めるOut of the boxの会社なので
自分とはかけ離れた存在であることは間違いないのですが
なぜかその信念には賛同でき、そして応援したくなりました
また、今後インターネットの「あちら側」を知ったことで自分のPCやネットに対しての考え方が変わりました
筆者である梅田氏の考え方や生き方の章で語られていた
「今後間違いなく起こる大きな変化に対して、自分が真っ先に変わらなければ淘汰される」
という意識、日本のエスタブリッシュ企業の変われない理由など、
共感できるものばかりでした
新しいことをするリスクを考える人たちとしないでいることのリスクを考える人たち
しないことの言い訳を考える人たちと、どうやってやるかを考える人たち
世の中には、能力やスキル、環境に限らず
そういった対極にいる人たちが居るのだろうなぁと思いました
私は後者でありたいなぁ。。。 -
※当時私が読んだのは、Kindle版ではありません(^^;
インターネットをわりと近い距離から見ていたせいか、その本質は見えてなかったことに改めて気づきました。
私より年長の著者の鋭い視点に脱帽です。グーグルって、そんなにすごい会社だったのか。
さて、これからの時代、私はどうやって生きていったらいいのか、残念ながら、その答えまでは教えてくれませんでした。
自分で探さないとね。