WIRED VOL.9 (GQ JAPAN.2013年10月号増刊)

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感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずデザインがかっこいい!

    オープンガバメントの特集は
    とても面白かった。

  • 政府と市民がどうコラボしていくのか。
    その可能性が示されているような気がする。

    以前日本の行政機関の作るExcelファイルが使いにくすぎるって話題になってたけど、日本は遅れてるのかなぁ。

  • 開かれた政府の特集が今回のWIRED誌の売りだ。その一方で、閉ざされた政府の象徴となっているNSA(アメリカの国家安全保障局)に関する記事も掲載されている。個人が同じことをやると犯罪になるが、国家、特にアメリカがやると犯罪にならないという不合理な面が浮き彫りになる。

     「ユタ・データセンター」と名付けられた施設は、ありとあらゆる情報を入手して分析しているという恐ろしい場所だ。もしかしたらこの書評ものぞき見されているかもしれない。もしそうなら、一度感想を書いてもらいたいものだ。書かれたら、見ていたのかと確認できると同時に、「ヒエー」と叫びたくなる。

     その一方で、開かれた行政を目指して活動中の方たちもいる。行政が抱える問題を解決するために、ITエンジニアを派遣するというアメリカのNPO「Code for America」がいろいろなところから依頼が来ているという。4年前に設立されたこの団体は、やることが多すぎて膨らみ過ぎた行政の機能を「仕分け」することでより効率の良い機関に再生することを目指している。

     日本でもCode for Japanという団体を作る動きが出ている。http://www.code4japan.org/
    どんな活動をして活動がどんな変化を生んでいくか気になる。

     禅、いやZENの世界に夢中になっている人たちがいる。それはシリコンヴァレーの住人たちだ。とは言ってもただ単に、瞑想してはいおしまいではなく、生産性と創造性を上げるためにやっているとある。この新たな形のZENでテクノロジーとZENとの融合を考えて立ち上げたのが「ウィズダム2.0」という会合だ。

     それに対して、従来の禅の形を重視している人たちからは非難されているとある。世界に広まるには、オリジナルのままで広まるよりも、広まる国や文化に合わせた形で普及していくと言える。ベースボールと野球、資本主義、ファストフードのありかたや多様なメニューなど多くの例がある。

     最後の特集は、今ニュースで必ず取り上げられているシリアに関する記事だ。シリアのアレッポにいる兵器製造者たちが取り上げられている。情報統制が行われていてなかなか知ることのないシリアの一面を知る機会になった。

     いつになったら内戦が終わるのか。アメリカがミサイル攻撃という限定的な手段でシリアに対して戦争を仕掛けようとしている。しかし、アメリカ議会や与論の反対は根強く、そう簡単に攻撃とはいかない。

     今回のワイアード誌は、テクノロジーが話題の中心だった。次号は、11月25日発売で予告「未来都市のつくりかた エネルギー×モビリティ×コミュニティ」とあり、10月31日には、あの「スティーブ。ジョブズ」を日本とアメリカ版から選んだ記事をまとめた特集号を出すとある。今から楽しみだ。

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