マネーの公理 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ①2023年11月9日、東京都立図書館から借りた(カバーなし)
    2005.12.26 初版

  • 不安だからやる。傷つくことを恐れていてはいけない。
    終わりを決めることは本当に難しい。が、それでも決断しないとならない。
    前回うまくいったことが、今回うまくいくとは限らない。

  • - 賭けて勝つための本
    - リスクとそのマネジメントの本
    - 株取引がメインに語られているが全ての投機に使える

    個人の感想
    - 人生自体がギャンブル
    - 安定な道は暴落するリスクが低いだけで、暴落しないわけではない
    - また、それだけでは稼ぐことはできない
    - リスクを犯さない、それは貧乏のまま
    - 心配するか、貧乏になるか
    - ビジネスもそう

  • ・強欲について あらかじめどれだけの利益がほしいのかを決めておけ。そして、それを手に入れたら投機から手を引くのだ。常に早すぎるほど早く利食え。

    ・希望について 船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。小さな損失は人生の現実として甘んじて受けよ。大きな利益を待つ間には、何度かそういう経験をすると考えろ。

    ・機動力について 根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる。忠誠心やノスタルジーといった感情のせいで下落相場につかまってはいけない。より魅力的なものが見えたら、ただちに投資を中断しなければならない。早く利益を獲得するには、どちらの投機が有利かということのみによって決断する。

    ・楽観と悲観について 楽観のみで行動してはならない。

    ・コンセンサスについて 大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。何も考えずに大多数に同意して、あるいは、それに反しtえ掛けてはならない。

    ・執着について もし最初にうまくいかなければ、忘れろ。

    ・計画について 長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。長期投資を避けよ。あなたに必要な唯一の長期計画は、金持ちになろうとする意志だけだ。

  • 株式投資に関する名著の一つ。

    自分が「投機家」であることをみとめて、
    明日どうなるかわからない市場に対して、
    変化の予想を重要視するのに時間をかけるのではなく、
    起こった事実をもとにして素早く反応すべ氏、と言うことが書いてある。

    長期投資やドルコストなので、見たくなくて目をおおっている部分にしっかり目を向けていくことが大切。

  • 投機、ギャンブルについて書かれた本。今まで学んできた投資本とは全く逆のことが書かれていて面白かった。凝り固まっていた思考がほぐされた感じがしました。
    例えば本書には、「長期投資は避けよ」「分散投資の誘惑に負けるな」とか王道と呼ばれる長期分散投資も否定しています。
    この両極端な意見を知れたことで、結局物事には良い面と悪い面の両方があってどちらにフォーカスするか、目的は何なのかによって捉え方が変わってくるということを学ぶことができました。
    自身の資産形成で投機行動、ギャンブルをするつもりはありませんが、本書にある「人生は全てギャンブルである」という捉え方をするならば落とし込めるものが多くありました。
    投資についてはもちろんですが、人生に生かせるような本質的内容もありますし、直感や宗教などとの付き合い方についても書いてあります。
    投機投資お金の本ですが生き方について学べる良書だと思います。
    ありがとうございました。

  • 1.リスクを回避しすぎない。
    分散は当たり前だが大きな利益は得られない。卵は一つの籠に入れろ。そして注視せよ。
    これはそうだろう。複数の国の株・債権・預金に貴金属・コモディティに分散したら、さぞかし安全だろうが利は乗らないだろう。どの教科書にも要分散と書いてあるけどね。
    2.強欲を捨て、常に早すぎるほど利確する。
    これは困難ですね。それに一発高で終わるものもあるが、何十年も上昇トレンドの3M・VISA・P&G等有るから。
    3.希望を持つな。船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。
    重要な教え。いきなり大きく下落して、一時的かと願うがズルズルと下げ続けるパターンはよく有る。
    4.予測はできない。未来が判るという人をほんの少しでも信じてはいけない。
    その通りとしか言いようがない。
    5.パターンは無い。チャートを頼りに売買してはならない。
    チャートは便利だが、それだけで成功した人を聞いたことがないので、正しいのだろう。
    6.根を下ろしてはいけない。
    物や株式に愛着を感じてはいけない、愛着は人だけに感じるべきもの。値動きの無い株を処分し、より良いものに乗り換える。投資先に執着してはならない。乗り換えで失うものは手数料だけ。
    7.直感は説明できるものであれば信頼できる。直感と希望を混同するな。
    8.神の計画にはあなたを金持ちにすることは含まれていない。
    9.資産形成においては楽観主義の役割については極めて慎重であるべき。自信を探す。自信は最悪に対処する術を知ることから生まれる。
    10.コンセンサスは無視。それはおそらく間違っている。
    11.執着しない。最初に上手く行かなければ忘れろ。難平買いで何とかしようとするな。
    12.長期投資を避けよ。
    長期投資は怠惰と臆病に迎合するもの。全ての投資は少なくとも3か月毎に再評価し、投資を継続することが正当化できるか確認しなければならない。
    全般的にどれも大変重要であると思える。しばしばこの公理を要再読する必要がある。

  • ★船が沈み始めたら祈るな!飛び込め!!
    ・素人:自分に有利になるように祈る
    ・プロ:不利な場合、自分をどのようにして救うか学ぶ
    損切りのタイミングが命運を分ける、重要!!

    本書は投資初心者にオススメの1冊です。
    市場がどのように動くのか誰にもわかりません。
    そんな予想の出来ない市場の中で少しでも多くの利益を積み重ねるための知恵が書かれています。
    投資を始めようと思っている方はぜひ!

  • 投資なんてつまるところ投機だといっている、名著。
    たしかにその通りだなぁ~
    インデックスについて触れてはいないが(当時はなかった?)やはり長期投資なんてアホのやることなのか否か。

  • 投機だけではなく、人生の指南書として通用するほど、普遍的なことが書いてあると思うが、「公理」と名付けられているだけあって、当たり前かつどこかで聞いたことのある内容が多かった。今回は投機トレードを行うにあたって、直接役に立つ思考法や技術を得ようと思って買った本だったので、少し目的に合致しなかった。

    ただ、第七の公理に書かれている「直観について」の洞察は非常に興味深く、直感が信頼に足るかどうかは、直感を働かせた対象を、意識下で結論を出せるほどに十分知っているかというテストで分かる、という部分は非常に参考になった。
    個人的な直観に対する考えとも合致しているので、今後ぜひこの考え方を実践していきたいと思う。ちなみに、投機トレードについては、直感が信頼に足るほどの情報はまだ溜まってないので、直感に頼るのはやめようと思った。

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