働き方―――「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 三笠書房 電子書籍 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本書で著者が語っている哲学は、「生き方」と基本的に同じ。

    本書で著者は、自分に与えられた仕事に愚直に、真面目に、地道に、誠実に取り組め、「天職」とは出会うものではなく、自らつくり出すもの、自分の好きな仕事を求めるよりも与えられた仕事を好きになることから始めよ、いかなるときでも「やり直し」は絶対にきかないと考えて「完璧主義」を貫け、創造というものは「素人」がするもので「専門家」がするものではない、等と仕事に対する哲学を語っている。

    これらの考え方、「多動力」でホリエモンが主張していることと真逆なのが面白い。もの作り系と、IT・ネットサービス系の人種の違いもあるのかな?

  • 人間は、自らの心を高めるために働く

    「天職」とは、出会うものではなく、自らつくり出すもの

    人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

  • 以前、稲盛さんの『生き方』を読んでとても参考になったので本書も読んでみた。一冊の本としてはとても良書なのだが、『生き方』の仕事の部分を抜き取ってきたような内容であり、目新しいことはあまりないように感じた。

  • 「一生懸命、日々努めていくことで、自分の人間性も少しずつ向上させていく」とあります。
    私、半澤洋は出身の東北に貢献したい想いで「ずんだらぼ」や「ふるさとグルメてらす」のイベント事業を立ち上げました。ここに書かれている「愚直に、真面目に、地道に、誠実に働く」ことは常に大事にしています。
    どんな小さな些細なことでも地道に継続していくことの大切さを事業を通して実感してきました。また一生懸命働き、事業の成長とともに私も仲間も成長する喜びを感じています。
    これからも稲盛さんのように一生懸命働き、人間性も向上できる経営者であります。
    リピートして読みたくなるほどオススメの一冊です。

  • 昨年の2022年8月に亡くなった京セラ創業者の
    仕事に対する考え方の本。

    一言で言うと『あらゆる仕事に、全力を注ぎ、創意工夫をして、完璧を目指して努力する』という考え方が詰まった本。

    レジェンドおじさんの話を直接聞いている気分になれる本で、書き手の魂の込められていた。よくある自己啓発本は文章から伝わってくる書き手の人物像が大体同じで30,40代のいけてるおじさんなのだが、本書は稲盛さんでしかなかった。

    一歩づつ、目の前の事から頑張ろう。

  • 新年1発目に読んだ本。
    最初は「昔の日本人」の働くあり方・仕事哲学を読んでいる感覚になり、「今の若者は根性が足りない」と言われている気がして好きになれなかった。でも、読み進めるにつれて、今の私たちにも改めて働く上で大事な精神のあり方を教えてもらった気がしている。どんな時代でも共通する、大事な心の持ち様があると思う。それをはっきり現しているのが稲盛さんだと思った。
    また、働くことで人生が豊かになる、という考えに私はとても共感してる。特に、SNSでいろんな人と比べることが簡単にできる今の世の中では、どんなものでも人と比べれば際限なく欲望は広がって、疲れてしまう。自分の仕事に打ち込めば、その仕事を好きになれて、他人のことなど気にならなくなるはず。就活を終えて、今年から社会人になる私にとって、働き方を考えるための良い一冊になった。

  • 他人には勧められないけど、個人的には腹落ち

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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