ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2013年秋公開の話題の映画「そして父になる」の原作本。

  • 映画「そして父になる」を観てから読んだが、事実は小説より奇なりというように、フィクション交えて制作された映画より、現実はずっとドラマティックであることに驚かされた。著者の長期にわたるフォローがすごいと思った。

  • とりかえられた子たちは俺の3つ上やということは、俺が生まれた時代も結構あったんやろう。産み落とした子を母に抱かせるというシンプルなことも生まれた瞬間マジックで印をつけるとか、バンドをつけるとかめちゃアナログな方法でやってんのかと驚く。顔の判別がつかない赤ちゃんだからこそ起こるのか、と思ってたら・・・ちょーまてよと、、、

    俺は「俺」ってどうやって証明すんのや?なまえか?顔か?免許証か?声か?ホクロか?DNA?どれをとっても完全証明出来そうにないやん。
    そもそも証明の仕方知らんやん。

    さらに俺が「俺」ってわかろうとするときどんな方法でしてんの?うわ、

    ボーッと生きてんじゃねーよ!
    はい、すみません、、、

    ってなる。

    おーこわ。

  • 「映画『そして父になる』の原作ではなく元になった本」として図書館で紹介された本。原作と元はどの程度違うのかを知りたかったということもあり読み始めたところ、想像以上の壮絶な人生に圧倒された。映画自体も素晴らしかったけれど、「取り違え」が発端でこんなにも一生が変わってしまうのだということは、この本を読んで初めてわかった。また、映画の原作とするには辛すぎる事実のため、あのような脚色にせざるをえなかったのだろうということも、よく理解できた。映画とセットでぜひ読むべき1冊。

  • 取り違えられた家族の苦悩。

    子供達の苦悩が良くわかる作品であった。

    赤ちゃんを取り違えることは

    絶対起こってはならない事象だと痛感した作品だった。

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著者プロフィール

奥野 修司(おくの しゅうじ)
大阪府出身。立命館大学経済学部卒業。
1978年より移民史研究者で評論家の藤崎康夫に師事して南米で日系移民調査を行う。
帰国後、フリージャーナリストとして女性誌などに執筆。
1998年「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋1997年12月号)で、第4回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。
2006年『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
同年発行の『心にナイフをしのばせて』は高校生首切り殺人事件を取り上げ、8万部を超えるベストセラーとなった。
「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」は25年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」は12年と、長期間取材を行った作品が多い。
2011年3月11日の東北太平洋沖地震の取材過程で、被災児童のメンタルケアの必要性を感じ取り、支援金を募って、児童達の学期休みに
沖縄のホームステイへ招くティーダキッズプロジェクトを推進している。
2014年度より大宅壮一ノンフィクション賞選考委員(雑誌部門)。

「2023年 『102歳の医師が教えてくれた満足な生と死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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