劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ(完全生産限定版) [DVD]

監督 : 藤田陽一 
出演 : 杉田智和  阪口大助  釘宮理恵  高橋美佳子 
  • アニプレックス
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感想 : 5
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  • / ISBN・EAN: 4534530070883

感想・レビュー・書評

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  • 「銀魂」さんはいつも特典いっぱいでうれしい。特典どころか収録内容もいっぱいだし。
    いつもなノリのわちゃわちゃなドラマCDやパンフの縮小版(←コレ、すっごくうれしい)等の冊子。
    ポスカ、まだ開封してないので(←こういうの開封できない人)、1番上の実写銀さんのしか見れてないんですが、実写銀さんの前腕っぷりが非常にツボでした。銀さんの前腕大好きなので、その再現っぷりに萌えました。
    特番やCMも全部網羅されてて、地方でなかなかそういうのが見れない人にとってはホントにうれしいのです。
    リリース時、「見たら終わっちゃうー涙」と思ってた人にとっては、このボリューム感は…この重みは何だか恐ろしかったです。余計にドキドキした。

    でも、これだけ「ラスト」とか「終わり」とか言われたら、段々と盛大な前振りにしか思えなくなってきた…ですよ。
    こんだけ「終わる」言っといて、アッサリ復活するっていうそんな前振り。
    何かあまりにも「ラスト」だ「完結」だ「終わる」だと言い過ぎてる気がして、すんなりその言葉が入ってこないっていうか、裏読んじゃうっていうか。随分と毒されております笑。


     【劇場版銀魂 銀幕瓦版SP】
    こういう特番まで収録してくれるのはホントうれしい。ホント、ヘタしたら見れない地域なのでありがたい。だってウチの地域、TVシリーズ打ち切られたし。朝の5時とかに放送されてたし。この番組も確か深夜に放送されてました。ラテ欄で見落とすよ、深夜枠は。たまたま気付いて見れてはいたんだけど。
    終始、「終わる終わる詐欺」疑惑で番組を進めていくのがおかしかった。まったく「完結」を信用していない番組構成だった気がします笑。
    プロデューサーさんのイスに銀さんがいつも着てる防寒着が掛けてあったのに萌えました。
    あとはやっぱり、先生のネームを全部見たいなー…ってすごく思いました。


     【CM集】
    CMも全部収録されてるのがうれしい。見たコトないのもあったし。
    特に「まめしば」とのコラボのは全部初めて見ました。「るろ剣」ネタとか「うたプリ」ネタとか「ジブリ」ネタとか、いつものコトだけど、ホント酷いな笑。でも、酷いと思いつつ楽しい、おもしろいのが「銀魂」ですよねー。CMのあの短い尺でおもしろいってスゴイ☆(情報はまったく入らないようなCMだけど…笑。一瞬、何のCMだったっけ?ってなる笑)


     【本編】(メインメニューや目次のデザインや仕様がカッコいー)
    予告だかで銀さんが言ってた「劇場でしか見れない仕掛け」というのが面白過ぎました、映画泥棒。私、劇場で見れなかったんだよなぁ…見たかったなー…本家からパロへと流れるの。あの映画泥棒さんの手の動きのコマ数を多めにして作ったと何かで見たのですが、おかげで銀さんの手もステキにうにょんうにょんしてて部位フェチとしては激しく萌えました。

    パンフで映画泥棒さんをぱしんぱしん殴る銀さん。裏手方向で殴るのが何か好きでした、ごめんなさい映画泥棒さん。で。途中、銀さんの手からパンフが消えて、「あれ?どこいったんだろ??」って思ってたんですが、ちゃんと懐にしまってあるんだよね。細かいです。あの屈んで映画泥棒さんと喋ってるシーン好きです。ていうか「GEN」のロゴ、初見の時気付かなかったよーッ。
    いつから本編なんだろうって悩むんだけど、最後まで見た今となってはもう最初から本編だよね。「新訳 紅桜篇」とは違って。前作のせいでワーナーさんのロゴが出るだけでホントおかしいんだけどどうしようです。

    映画鑑賞のマナーもおもしろかった。神楽ちゃんが「めッ!」って言うのがかわいー。いやしかし、あの三位一体フィルムが後々のストーリーにまで関わってくるなんて思いも寄りませんでした。映画泥棒さんもだけど。
    もうこのキャラ、いつまでが「映画泥棒」さんで、いつからが「時間泥棒」さんなんですか…。1巡目の時はそういうキャラだって思ってたから思わなかったんだけど、2巡目からは、もうたまさんだって知ってるからさ、あの銀ちゃんがトイレに連れ込むシーンが、女の子を連れ込んでる風にしか見えなくなったんですけど!
    時間泥棒さん、ホントまさかたまさんだとは思わなかったよー。だって、CVが山寺さんだったし。むしろ何か松陽先生と関係あるのかと思ってたよ。騙された!笑。おソノさんの旦那さんって…笑。
    でも、たまさんって知ってからは、よくよく見てみると言葉遣いだとかたまさんなんだよね。銀ちゃんのコト、「銀時様」って言ってるし。肌の色もたまさんなんだもの。やられた!

    もう。頭から色々パロディの山で、隅々まで逃さず見なきゃーって思うから大変。ストーリーも追わなきゃだし、銀さんも逃さず追わなきゃだし。あの白夜叉が戦ってる戦艦みたいなのもアレですよね?笑。

    1巡目の時は銀さんのお墓のシーンの衝撃ったらなかったです。で、周りを見てみたら、「沖田」とか「近藤」とか「山崎」とかあったんですけど、アレ、ワザとなんですかね?

    そして。5年後の新八くんと神楽ちゃん。「あんな青学の柱、知らねーよ」←コレ、最初ピンとこなくて。え?リョマさん??とか思ったくらいで。そしたらぶちょの方だったっていう…メガネか!!神楽ちゃんの中の人ネタもおもしろかったー。「声優さんの無駄遣いのゲロイン」って。「声優さん使いこなしてる。ツンデレキャラになってる」ってホントおもしろかった。こういう中の人ネタ、大好きです。
    ていうか、もう2人の衣装がね。特に神楽ちゃん!あの衣装は銀さんをマネっこして作ってあるのかと思ったら、ちゃんと銀ちゃんのお着物を仕立て直してるって設定で!もーぅ、神楽ちゃんどんだけ銀さんのコト好きなんか!!とすこぶる萌えました。普通、年頃になると「お父さん嫌い」になったりするのに。この2人の親子っぷり、大好きです♥

    で。自分の正体を隠して説明しなきゃいけない銀さんが2人に、「この着物も譲ってもらった」んだと説明する時の萌袖っぷりがかわいい、銀さん!私、珍さんはフォルムよりも表情の方が笑いのツボでした。なんだあの微妙な表情笑。お登勢さんのトコで、新八くんの方へカウンター沿いににじり寄ってく銀さんもかわいかった。

    お登勢さんのトコで出てくるキャラクターの面々も衝撃でした。長谷川さんが特に!!この時のソファー越しに長谷川さんを見る銀ちゃんもかわいくって好き。あわあわしてる様が。そしてキャラクターが出てくる時のBGMも細かくって燃えました。長谷川さんの時は「ダンボールの神様」(?)で、たまさんの時は「ロッキーもどき」笑。
    何だかね色々なシーンで思うのだけど、7年間、TVシリーズでやったネタがあちらこちらに散りばめられてる気がして。「アニメ「銀魂」の幕引き」って銘打ってるだけあって、今までやってきたコトを踏まえての「完結篇」なんだなーってすごく思わせてくれる演出ですごくうれしかったりしました。TVシリーズでこんなんあったなー…って思うシーンがいっぱいあってうれしかった。

    万事屋へ入る時、みんなちゃんと靴を脱いでるのがね、すごく好きでした。あーんなに埃まみれになってる万事屋なのに、やっぱりそこはみんなにとって「おウチ」で。そういう描写がすごくうれしかった。
    そして意外に銀さん、字がキレイ。や、もちょっと汚い字を書きそうだなー…って思ってたんで。松陽先生の指導の賜物なんだろうか…。松陽先生、そゆトコ厳しそうだ。お箸の持ち方とか。
    そして、万事屋で喋ってる時の銀さんの表情がもうなんとも言えなくって。カッコいー♥ってなるのと同時に何だかせつなくなる。2人が自分がいなくなったせいでこうなったのか…と思ってるみたいで、責任感じてるみたいでちょっとせつないです。
    なんて思ってたら、グラさんの回想にやられた!神楽ちゃん、銀さんが酔っぱらって帰ってくる度にそんなコトしてあげてたんですか!萌。もーぅ、神楽ちゃんの銀さんへの想いに萌えが止まりませんでした。好きすぎる、この2人。
    玄関出て手摺に凭れて話す銀さんがカッコよすぎて、きゃー♥ってなってたのに。3人で万事屋やるか。っていいシーンなのに、いいトコで珍さん登場。もう演出がスゴすぎる。後の展開でもそうなんだけど、ホント、いいトコで珍さん登場するから台無し笑。でもそれが「銀魂」らしくって好きです。そんな周りの人には珍さんにしか見えてない銀さんに定春がスリスリ寄ってくるシーンも好き。このシーン、「金魂篇」思い出しちゃった。あのシーンも大好きなんだ。

    河原の処刑場シーン。桂さんも字がキレイだったから、やっぱり松陽先生の教育の賜物なのかと思ったりしたんだけど、桂さんは普通に字がキレイそうなイメージです。いやもう、この三馬鹿のシーンはおかしかった。「サティスファクション」って銀さん、何?何故そこで??笑
    そして5年後沖田さん、ホントに逆刃だ!私、5年後沖田さんをCMで初めて見た時、何故かお妙姐さんだと思ったんだよね。だから、「ござる」の人だとはこれっぽっちも思ってなくて。まぁ、それどころか沖田さんだとも思ってなかったワケですが…。いざ、そういう態で見ると……ホント酷いな笑。
    エリーのCVは何故に神谷さんになったんですかね?何かネタ的なコトがあるのかな?とか勘ぐってしまう、「銀魂」キャスティング。
    気付いてないとか分からないとかのネタがありそうで、誰か横で説明してー!って気に時々なる。

    料亭?のシーンで銀ちゃんが魘魅を見つけて料亭を出る時の素足が映るトコになんだか萌えました。部位フェチですから!今回何かやたらと銀ちゃんの足が映ってる気がして非常にきゅんきゅんしながら見てました。そして、その銀ちゃんを雨の中待ってるグラさんがかわいい♥

    5年後お妙さん。私、CM見て新キャラだとばかり思ってましたよ。まさか姐さんだとは!沖田さんとかエリーもなのかな?お見舞いに来てるみたいな描写があってうれしかった。だって多分、姐さんとは直接的な繋がりがない人たちだよね?間接的な繋がりでもそれが広がっていってるっていうのが、「銀魂」見てるとよくあって。そういう繋がりのシーンが大好きで、羨ましくもなるのです。万事屋3人の笑顔のカットが泣ける。
    そしてお妙さんに掴みかかるさっちゃんのシーンは泣ける。ぼろぼろ泣ける。小林さんが、「さっちゃんは普通」と思ってる部分てこういうトコなのかなぁ…なんて思ったりしました。
    そんな感動的なシーンも、珍さん登場で台無し大笑。ホント、ある意味いいタイミングで珍さん出てくるから、オチオチ感動もしてられないっていう。ホント、ボロボロ泣いてたのに涙引っ込むから。

    病院を出て、万事屋3人が歩いてるシーン好き。「ツッコミとアルは捨てたんじゃなかったのか?」って2人に言うトコの銀さんの表情がすごい好き。

    結局、源外さんもお登勢さんも未来に起きてる状況を知ってるってコトなんですよね?なんか銀ちゃんが源外さんにタイムマシン作りを依頼するのとか、1人で何もかも背負ってる姿が切なかったなー。ああいう銀さん見るのは結構ツラいんだけど、そういう人なんですよね。

    万事屋で自分のお写真とお酒を酌み交わすシーン好き。ここでも手とか足とかのパーツがよく映るし、おまけに動きがカッコよくって大好きなの。銀さんの手大好きなのーッ♥私は割と、「キメっ!」ってなってるシーンよりも何気ないシーンの方が好きなのです。
    そんなこんなで万事屋3人で河原にいるシーン。もーぅ、ここのシーンが大好きです!多分、今回の劇場版の中で1番好きなシーンかもしれない。くらい、大好き。何が好きって、グラさんが銀ちゃん(珍さん)に「全部終わったらどうするの?元の世界に帰るの?」みたいなコトを聞くんですが、そのコトに対しての銀ちゃんの返答が!や、その前にこのグラさんがめちゃめちゃかわいーんだけども、銀さんがそんなグラさんに向かって、「どうした?寂しくなっちゃった?」って言うんです。その言い方が、もぅもぅ、すこぶるツボで!ありがとう杉田さん、言い回しサイコーです。って思いました。萌えすぎて悶えました。ジタバタしました。もう何なの坂田父娘、大好きすぎる♥「お父さん」とか「お兄ちゃん」ってカテゴリーに弱すぎるから、もぅ、坂田家は大好きすぎるんです。


    銀さんVS魘魅さん。銀さんが自分のベルトをコナンくんのように使っていてちょっとおもしろかったです。で、その後、ベルトどうするんだろー…と、ベルトの行先に釘付けでした笑。そしたらちゃんと締め直してた!そんなベルト大切なの、銀さんッ!!って思いました。や、作画的に大変なコトになるからなんでしょうけど、ちょっとおもしろかったシーンでした。や、そんなシーンじゃないんだけども。カッコいいシーンなんだけども。
    必殺技がないことを散々嘆いていた銀さんですが、そのおかげもあってか、戦闘シーンがすこぶるカッコいいと思うのです。変な演出がないから、ただ単純に動きだけで表現していて、それがすこぶるカッコいい。滾るのです。大好きなのです。「新訳 紅桜篇」の時も、戦闘シーンがカッコよかったんだ。この魘魅さんとの戦闘シーン、柱に手を沿わせてグルンって周るトコ、かっこいー♥
    そしてまさかの銀さん登場。魘魅さんだと思ってた人が実は未来の銀さんで、その衝撃ったらなかったです。「俺を殺れんのは、俺しかいねーだろ」←このためだけに過去から自分を呼び寄せて殺してもらおうとする未来銀さんの想いがもぅ、哀しすぎて胸が苦しい。その想いだけを抱えて、5年もの間、自分を殺してくれる自分を1人待ってたのかと思うと、ホントにもぅ…涙。こんなにも周りに人がいる人で、そしてその人たちを守りたいって思ってる人が、自分のせいでこんな状況になったって思って、殺されるために待ってるなんて。切腹シーンも辛かったけど、この過去の銀さんと未来の銀さんとの対話シーンは辛すぎる。自分のコトになると、途端に諦めが早い銀さんが見ていて切ないよー…。もっと自分も大切にしてよー…って思います。
    「俺しかいない」ってのは力量的にっていうのもモチロンあるんだろうけど、それだけじゃなくて、「坂田銀時を殺す」というコトを他の誰にも背負わせたくなかったんじゃないかなぁ…なんて思えて、もうホントちょっとこのシーン辛いです。あの死に際の表情とかも。

    三位一体フィルムを肌身離さず常に持ってる新八くんと神楽ちゃんに泣く。泣く…んだけど、どうしてもその映画タイトルが素直に泣かせてくれないというか…苦笑。
    ターミナルの係の人のCV、小野坂さんかと思ってたんですが、EDにお名前なかったからどうやら違うみたい…。オビワン兄さま!ってなったのにな…。どなただったんだろ??

    銀さんが過去を改変して、その影響でみんなの中から銀さんがいたという事実が無くなって。万事屋が別のお店になってしまっていて、それを見て、「そんな未来は望んでない」って新八くんと神楽ちゃんが嘆くシーンは泣ける。
    泣けるのに…ホントに泣けるのに…その流れで過去に行った銀さんの前にいる白夜叉が長谷川さんって…。なんでそこに長谷川さんッ?!ホントに今回の映画、泣いたトコいっぱいあるのに、そのまま泣かせておいてくれないっていうか…。それがホントに「銀魂」らしくって、微笑ましくなるやら何やら…。涙、引っ込むんだから!
    たまさんは未来の銀さんの想いも、過去の銀さんの想いも大切に想っているから、ああいうカタチでしか手助けできなかったんだろうなぁ…って。銀さんとたまさんの関係性も大好き。よくよく考えたら、この映画、現在・過去・未来な銀さんに白夜叉銀さんにと、銀さんだらけなんだよね。

    決戦シーン。すっごいカッコ良かった。何か、「金魂篇」の「主人公とは?」を思い出しました、見ていて。そんな感じがしました。何気に長谷川さんの攻撃が敵さんにまったく当たってないのが笑。長谷川さんの腕っぷしってどの程度なんだろう?って思いました。主題歌が流れる演出が前作同様カッコよくて♥銀さんに真選組3人が刀を向けるトコ、カッコいい。万事屋と真選組、各々がタッグで戦うトコは各々の色がすごく出ていて好きです。攘夷戦争時の、あの銀さんたちが肩を組んでる画とか、桂さんの想いとかに涙です。で、真選組3人が万事屋3人の足場になって、3人を空中に持ち上げるシーンがカッコよすぎる。そしてその空中に跳んだ万事屋3人の描写もカッコよくって、この一連のシーンはすごく好きで滾ります。あのスローになるトコがすごく好き。
    この辺りから、今まで巻き込むまいとしていた銀さんが新八くんや神楽ちゃんを信頼して戦いを任す描写がすごく好きです。「四天王篇」思い出す。ホント、TVシリーズを思い出す演出をされてる気がして、うれしくなるし感動する。

    そしてこの辺りから、話がよく分からなくなります、私。何でこの時の銀さんは蠱毒が効かないんだろう?銀さんが蠱毒に耐性がある理由が何度見ても分からなくて。時間が行ったり来たりなお話だから、グルグルしてよく分からない。この時点で白夜叉銀さんはまだ魘魅と対峙してないんだよね?なのに今の銀さんに蠱毒の耐性があるの?お登勢さんが「その場はもうレールの上じゃない」みたいなコトを話していたけど、それと関係あるのかな?今の銀さんは過去に白夜叉銀さんが魘魅と対峙した銀さんで、その場にいる白夜叉銀さんはまだ魘魅と対峙してない別モノ?5年後銀さんを倒しても蠱毒は消えないってコトは納得できるのだけど…。今の銀さんが魘魅を倒しちゃえば、白夜叉銀さんと対峙するコトもないから、その時初めて銀さんの中から蠱毒が消えるってコトなのかな?分かったような分からないような…。ってコトをグルグル考えてたら、ふと、そう言えばジャンプアニメではありがちなタレントさんをキャストに起用するってコトを「銀魂」ではやらなかったなー…って思いまして。うん、別に色々大人の事情があるのも分かるし、タレントさんをキャストに起用するのは全面的に反対とは思わないのだけど。や、好みはしませんが。それを「銀魂」でやっちゃうと何か違う気がするので、それはうれしいなー…なんて思いました。
    で。攘夷組の贅沢使い笑。ホント、アレだけのために。ありがたいなぁ…うれしいなぁ…って思いました。そして、銀さんと白夜叉で演じ分けてるって杉田さんがお話されていたので、聴き分けようと頑張ってみたのですが、やっぱりちょっと難しいです苦笑。

    最後の現代に戻るシーン。「顔をよく見せてよ」と言った神楽ちゃんを銀さんが引き寄せるシーンにすこぶる萌えました。あの万事屋3人と1匹で肩を組むシーン。新八くんを引き寄せる時は肩なのに、神楽ちゃんの時は頭なんだもの。萌えますよ、坂田父娘好きとしては!銀さんが神楽ちゃんの頭を撫でるシーンとか大好きだったんだもの。そんな万事屋で肩を組んで、みんなの顔を見る銀さんの表情がこれまたかわいくって♥このシーンは、あの攘夷戦争時の仲間と銀さんが肩を組んでる画と、対になってる気がして胸が熱くなりました。
    で。指切りをして。1人ずつ元の世界に消えて行って…あれ?銀さんの手、あっちだよね?アレ?最後に消えるもんだと思ってたんだけど、アレ??って思ってたら、そういうオチですかーッ!!笑 「銀魂」らしいなぁ…なんて明るく終えようとしてたら、それを見ていた白夜叉銀さんのあの表情。始まりの時との対比で、なんかブワーっときた涙。もぅ、泣かせたいのか笑わせたいのかどっちなんだと!感情が行ったり来たりで疲れるよーぅ。でもホント、「銀魂」らしいなぁ…ってED見ながら浸ってたら、「pray」が流れてきて、もぅ号泣ですよ。TVシリーズの画も相まって。コレで一気に終わる感が…。卑怯だ…卑怯な演出だよーぅ涙。なんだかすごくキレーな終わり方、完結の仕方だったなぁ…って思いました。TVシリーズであれだけグダグダな終わり方の終わる終わる詐欺をした番組とは思えないくらいに!笑
    でも。銀さんの最後の科白でもあったように、いつでも銀さんはあそこで万事屋をやっているから、またいつでもふらっと再開するんじゃないかという希望が持てた終わり方だったようにも感じました。欲目でしょうけど。
    ブックレットやパンフとか、色々見て。こんなに原作関係者とアニメ関係者の熱量が同じというか。よく原作とアニメは別物なんていう作品も多い中で、こんなに同じ線の上にいる作品は珍しいんじゃないかと思って。そしてそれがすごくうれしいなぁ…って思いました。うーん、上手く言えないのだけど。


     【座談会】
    万事屋3人+桂さんチームと真選組4人チームに分かれての座談会。石田さんの着ているTシャツがイベントのモノで、相変わらず作品に対する姿勢がサスガだな…と思わされた登場。
    新キャラデザについて。釘宮さんは「うそだろって思いました」って笑。土方さんのデザインは、五稜郭時のイメージなのですよね?沖田さんは顔に傷をつけたかったらしいと…。サスガにそれは…。ホント、色付きで全身画見ると、ホント酷い笑。高杉さんコスの桂さんには最初あまりピンとこなかったらしい石田さん笑。

    決戦の王道の共闘。「銀魂」でコレをやるとは思わなかったって。ラストの曲を含め、「銀魂は時々かっこいい」って。時々じゃなくって、結構カッコいいと思ってますよ?

    TVシリーズの初登場シーンを振り返るコーナー。原作追ってないから知らなかったんですが、TVシリーズ1・2話ってオリジナル話だったのですね。ビックリ。1・2話からオリジナル話やるってなかなかスゴイと思うのだけど。でも何かで監督さんだかがお話されてたんですけど、アニメは原作をアニメにするコトを目的としてて、だからオリジナル話は極力やらない。要は迂回ルートのオリジナルはやらないっていうようなコトをお話されてて。その想いがうれしいなぁ…なんて思ったりしたコトがあったので、余計にビックリで。
    天人が画面に映る度におかしくて仕方がないキャストさんたち笑。神楽ちゃん、血を流してるのに大笑いされてるし笑。中国っぽく喋ってるって笑。ラーメン作りそうな雰囲気だって笑。それを「ちょっとやってた時期」だと釘宮さんはお話されてたけど、そこからやらなくなってきたのはいつ頃だったのかも、ちょっと気になりました。TVシリーズ見直してみようかしら。役作りについて色々お話を聞けたのがうれしかった。役者さんたちのこういうお話聞くのすごく好き。釘宮さんの「ゲラ伝説」話の件はおもしろかった。「すげぇ。ハードルたけぇ」って笑。そして、声が若いってコトより、役作りに恥ずかしがる中井さんがかわいかったです。きゃー!!ってなってるトコが。

    好きな話数を語るコーナー。ジャッキー・チェンって言っただけで大笑い笑。ジャッキー・チェーンの回とか、ドラゴンボールの回とか、ホント何のアニメなんだか…なお話でおもしろかったです。「スタッフ、バカだな」とキャストさんたちが言えちゃう、この座組みの関係が好き。まぁ、頑侍のガチ描きは酷かった。ホントに制作がサンライズじゃなかったら、あの話どうなっていたんだろうか…。そもそも古谷さんや池田さんはあの場に呼ばれてどうだったんだろう…。それでなくても問題の回だったのに。カツラップの時のエリーの半目笑。イベントDVDを見返してみたら、ホントに半目になってた笑。「気持ち悪いけど」と、前置きして、「素で落ち込んだのは金時の回」って言っちゃう杉田さん。そんな…気にし過ぎだと思うんだけど、お2人のファンからしたらそうではないんでしょうねー。ホント、仲良しさんですなー。そしてちょいちょいネタを投下してくれる杉田さんのお母さま笑。「智和、ちゃんと歌いなさい!」は未だに忘れられないです笑。キャスティングにまでネタ?を仕込む、スタッフさんはホント杉田さんが言うように、バカでサスガだと思います。
    真選組のお話でおもしろかったのは、ドラゴンボールの回のお話。や、もぅ、「ドラゴンボールの回」とか「ラピュタの回」とか「ナウシカの回」とか、何の作品なんだよッ!!と笑。中井さんの「何?このものまねクオリティ」って笑。そしてメーヴェ乗れてうれしかった中井さん笑。

    いきなりのクイズコーナー笑。Q1のラストの科白は、銀ちゃんの「ゴチになりまーす」だと思った、私。定春かよッ?!「詐欺被害!」ってスケブを投げ出す中井さん笑。ていうか、殆どのキャストが「終わる終わる詐欺」被害にあってる作品ってどうなの?!笑 Q2の解答時に「いい湯だな あははん♪」と小声で歌う釘宮さんがかわえぇ。あれ、ハードボイルドの回のキャッツアイ歌ってたの思い出したよ。アレもかわいかったんだ。

    ファンからのメッセージ紹介とエンディング。万事屋さんたちに関わらなければすごい立ち位置のキャラたちばかりなのにという話が…。普通、主人公たちに関わるとプラスに働きそうなものだけど、「銀魂」ではマイナスに働いてしまう…と笑。
    最後のコメントで、キャストみなさんが、まったく終わるコトを信用してない気がしてうれしかった。ホント、いつまででも待ってるよ。ヘタにオリジナルやられるくらいなら、原作ストック溜まるまでずっと待ってられるよ。阪口さん的には「50すぎてのツッコミはキツイ」らしいですけど、それでも!「めっちゃ勉強してお金を稼ぐ人になってスポンサーになってください」って、最後まで「銀魂」らしかったです。

  •  アニメ銀魂の完結篇として、これ以上ない出来だったと思う。それは今まで何もかも一人で抱えようとしてきた主人公の性質が一番強く出たこの話で、周囲の助けを受け入れることで事態が解決する、という点にも表れている。
     また、全ての歴史改変が終わった後に消えた彼等が、これまで私たちがアニメで見てきた彼等であると捉えることもできる。あそこで登場人物が文字通り消滅することで一度今まで見てきたアニメ銀魂は閉じ、またそこを起点として始まる。そういう意味でもこの映画は「完結篇」だったのだと思う。

     この映画は漫画原作者がストーリーの原案を練っているために映画オリジナルストーリーでありながら原作の持ち味を失わず、尚且つ映画でしかできない話となっている。「これは果たして映画にする意味があったのか」的な映画化は星の数ほどあるように思われるが、映画でしか描けない、という話をきっちり描ききっているのは流石、としか言いようがない。

     不満を上げるとすれば尺が若干足りないのではないか、という点くらいか。終盤の盛り上がりでは決め台詞を詰め過ぎて少しくどい印象を受けた。あと20分くらいあればくどい印象を与えず、自然な台詞運びになったような気がする。

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