どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか? (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • なぜ死んではいけないのか論の展開よりもエッセイの味が強い。改題前の単行本でのタイトル『どうせ死んでしまう・・・・・・・ 私は哲学病。』(2004)ほうがぴったりだと思う。

    私は著者のような成功者ではなく、折り合いをつけて生きられなかったのだと痛感した。生きる虚しさを著者は語る。人は必ず死ぬ。死は悲しい。その悲しみに向かって生きていくのが真実である。生きている意味などないとまで言い切る。胸がすく思いがした。
    きれいごとがないのがいい。

    紙の本

  • はじめから答えがある。 というより、
    探していることが、
    ずっと心にあること。

著者プロフィール

中島 義道(なかじま・よしみち):1946年福岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾主宰。著書に『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『反〈絆〉論』(ちくま新書)、『私の嫌いな10の言葉』『私の嫌いな10の人びと』(以上、新潮文庫)、『生き生きとした過去――大森荘蔵の時間論、その批判的解読』(河出書房新社)などがある。


「2024年 『時間と死 不在と無のあいだで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島義道の作品

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